ウェンズリーデール

元々はアオカビタイプのチーズだった「ウエンズリーデイル」

ウェンズリーデール

ヨーロッパではある国でおいしいチーズが作られると、ほかの国でもそれをお手本にしたチーズが作られることがよくあります。ウエンズリーデイルもそのひとつ。元々はアオカビタイプのチーズだったんですが、今はセミハードやフレッシュタイプのものも作られているのです。

お手本はロックフォール

イギリスのヨーク州で作られているウエンズリーデイルはセミハードタイプ、アオカビタイプ、そしてフレッシュタイプのチーズです。このチーズの起源はヨーク州をウエンズリーデイルというところに11世紀フランスからシトー派の修道士たちが渡ってきて、ロックフォールチーズの作り方を教えたのがはじまり、といわれています。ロックフォールはヒツジの生乳が原料のアオカビタイプのチーズ。ウエンズリーデイルも最初は同じもものだったそうです。しかし、16世紀ころから牛の生乳で作られるようになり、現在では牛の生乳を使ったもののみが作られているそうです。

様々な種類

ウエンズリーデイルはプレーンなセミハードなもの、アオカビタイプのもの、そして熟成させないフレッシュタイプのものが現在では作られています。ひとつのチーズがこれほど様々なタイプで展開されるのは珍しいですね。セミハードは熟成期間が短いので、ポロポロとした舌触りで軽い酸味があります。まるでヤギのミルクから作られたシェーブルタイプのようですね。アオカビタイプのものはセミハードタイプのものに比べるとコクが増したように感じられます。アオカビタイプのチーズに特有のシャープな辛みやクセが少ないので、アオカビタイプの初心者でも食べやすいでしょう。フレッシュタイプはそのままよりも、ドライフルーツなどを入れてお菓子のようにして売られているものが多いです。日本にもこのタイプが良く輸入されており、クリームチーズのコーナーに売られています。イギリスではアップルパイに添えて食べられることが多いとか。お好みに合わせて選ぶのも楽しいですね。

軽いワインと共に前菜に

ウエンズリーデイルはお酒のおつまみだけでなく、食事やデザート、おやつにまで利用できるチーズです。お酒に合わせる場合は赤でも白でも軽いタイプのほうが良いでしょう。あまり重すぎるとチーズが負けてしまいます。また。よく冷えたスパークワインに合わせるのもお勧めですよ。セミハードタイプやアオカビタイプのものはパンや野菜と合わせてサントウィッチにしたり、クラッカーの上に乗せて前菜として食べても美味しいでしょう。フレッシュタイプは、お酒を少しふればそのままで大人のデザートになります。このままではちょっと酸味が強いな、という場合はハチミツをかけてみましょう。甘いものとしょっぱいものの組み合わせが好き、という方は。ドライフルーツが入ったフレッシュタイプのウエンズリーテイルをベーコンやソーセージに合わせてみるのも面白い位かもしれません。また、同じクラッカーやパンにはさむのでも、中身をフレッシュタイプのものにすれば、栄養満点のおやつになります。カルシウムを取ってほしいお子様やお年寄りにぴったりですね。値段もそれほど高く無いチーズですので、冷蔵庫に常備しておくと日々の食生活がより楽しくなりそうです。