レモン・ヴィレ

夏に食べたいチーズ「レモン・ヴィレ」

レモン・ヴィレ

チーズは1年中楽しめますが、脂肪分が高いので暑い夏はちょっと食指が動きにくい方も多いでしょう。でもこのレモン・ヴィレは夏にこそ食べてほしいチーズ。レモンの爽やかな酸味でチーズをさっぱりと美味しく食べることができます。

レモンスピリッツがしみこんだチーズ

ベルギーのエノ―州で作られている牛の生乳を原料としたレモン・ヴィレはフレッシュタイプのチーズです。まだ誕生してそれほど時間がたっていない若い製品で、製作者は今やベルギーだけでなくヨーロッパじゅうに名前が知られているチーズ熟成士、ジャッキー・カンジ氏です。フレッシュチーズは熟成をさせないチーズですので比較的あっさりとした味のものが多いのですが、レモン・ヴィレはそこにレモンスピリットをたっぷりとしみこませているのです。ラム酒でつけたレーズンを練り込んだフレッシュチーズは数多いですが、レモンの酸味と苦み、さらに香りをつけたチーズというのはなかなかありません。さらにチーズの外皮には伝統的なベルギーのビスケット菓子スペキョロスがまぶされています。

まるでお菓子のようなチーズ

フレッシュチーズの一種であるクリームチーズには、レーズンなどのドライフルーツを練り込んだものもありますね。レモン・ヴィレもそのようなデザート感覚で楽しめるチーズです。チーズの美味しさは脂肪分に由来するものが多く、第二次世界大戦後に新たに開発されたチーズは、作る過程で生乳に生クリームを添加するダブルクリーム、トリプルクリームという製法で製作されるものが多いです。でもレモン・ヴィレはその正反対の作り方をするチーズ。脂肪分の少ないフレッシュチーズにレモンの酸味と苦みをつけることで、あっさりとしたチーズをさらにさっぱりとした味わいに仕上げています。また、外皮にまぶされたビスケット菓子の甘さがチーズとスピリットだけでは強すぎる酸味をうまく和らげているため、酸味が苦手な方もさっぱりと食べられます。このチーズは1年中手に入れることができますが、やはりチーズの脂肪分をちょっとしつこく感じる夏に食べるのがお勧めです。一口食べれば爽快感が体中を駆け巡りますよ。

朝ご飯代わりに、デザートに、楽しみ方は色々

レモン・ヴィレは甘みと酸味を同時に楽しむことができるチーズですから、そのまま食べるのが一番おいしい味わい方でしょう。お酒と合わせる場合は甘みのあるお酒やウィスキーやブランデーといった蒸留酒がお勧めです。ワインと合わせる場合はフルーティーな軽いものがよいでしょう。あまりしっかりとしたフルボディノ赤ワインなどを合わせてしまうと、チーズがワインを受け止めきれません。また、デザート感覚で食べるチーズなので、コーヒーや紅茶などと食べても美味しいですよ。夏になるとさっぱりしたものが恋しくなりますが、熱帯夜明けの蒸し暑い朝などは朝食として食べるのも良いでしょう。レモンスピリッツの酸味が気分をすっきりとさせてくれます。チーズだけではという場合は無縁のクラッカーの上に乗せて食べてもよいですね。レタスやトマトなどを添えるとちょっと風変わりなフルーツサラダのような味わいにもなります。色々と試してみて、自分だけの美味しい食べ方を見つけるもの楽しいでしょう。

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