ヴュー・リール

まるでチーズの塩辛?伝統の味を守るウォッシュタイプのチーズ「ヴュー・リール」

ヴュー・リール

ヨーロッパ産のナチュラルチーズも最近は随分とマイルドでクセのない味のものが多くなっているそうですが、昔ながらの匂いも味も強いチーズもまだまだ人気があります。ヴュー・リールもまさにそのチーズ。「臭いチーズ」という別名があるくらい匂いの強いチーズですが、ファンもたくさんいるのです。

塩水で洗って熟成させたチーズ

フランスのノルマンディー地方、ベルギーとの国境に近いリールという町で作られている牛の生乳を使ったヴュー・リールはウォッシュタイプのチーズです、ウォッシュタイプのチーズはブランデーやワイン、ビールであらったものもありますが、これはシンプルに塩水で洗って3か月ほど熟成させたものです。別名「プアン・ド・リール」(臭いリールのチーズ)と呼ばれるほど強い匂いがします。しかも、ちょっと独特の匂いで何にも例えようがありません。ヴュー・リールの匂いだ、としか言いようがないのです。匂いがあまりにも強烈なので、それだけでギブアップしてしまう方もいるかもしれません。しかし、匂いに比較して味はそれほど強烈ではなく、強い塩味の向こうにミルクの優しい甘みを感じます。

熟成が進むとトロトロに

他のウォッシュタイプのチーズと同じように、ヴュー・リールも熟成が進むにつれて柔らかくトロトロになっていきます。それに伴って匂いも強く、塩辛さも増していきます。若いうちは芯があるのでそっと上から触ってみれば熟成度がわかるでしょう。チーズを食べなれた向けのチーズですが、それでもこの匂いが苦手という方はできるだけ若いものを選びましょう。

塩辛すぎるので味の薄いものと合わせて

ヴュー・リールの特徴は何といってもその塩辛さです。「そうか、チーズとは保存食だったんだ」と思い出させるくらいに塩が効いていて、そのまま食べるにはちょっと辛い、という方も多いでしょう。ウォッシュタイプのチーズは料理に使うよりもそのまま食べる方がお勧めですが、ヴュー・リールに関しては無塩のクラッカーやゆで野菜などにつけて食べるとよいでしょう。できるだけ味のないものを選ぶとチーズの美味しさがよくわかります。
ジャガイモやキュウリ、ブロッコリーなどがお勧めですよ。

ワインだけではなく日本酒にもあう?

塩辛くこってりとしたものはおつまみとしては最適、ということでヴュー・リールもお酒によく合います。ただ、このチーズは匂いこそ強いものの、味はそれほど個性が強いものではありませんので、あまりどっしりとしたコクのあるワインですとチーズの味がよくわからなくなってしまいます。できれば軽くフルーティーな味のものを選びましょう。また、意外なことにこの塩辛いチーズは日本酒との相性も良いのです。塩辛く匂いが強くコクがある食べ物というと塩カラや塩うににも当てはまりますよね。どちらも日本酒のお供としては最高です。匂いがきつい、という場合は外皮を厚めに向けば多少は匂いを弱めることができます。そのままちびちびと撮むのも良いですが、キュウリの先っぽに少しこのチーズをつけてかじるのがお勧めです。実はこのチーズ、100グラムが1800円前後と結構なお値段がします。しかもウォッシュタイプということであまり小分けができません。大切な記念日に大切な人といかがでしょうか。

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