ヴァランセ チーズ

ヴァランセ村で作られるチーズ

ヴァランセ チーズ

チーズの一種として有名なヴァランセはシェーブルタイプのチーズのひとつです。ヴァランセというのは地名であり、フランスの中心部にある同名の村で作られていることからこの名前になっています。チーズの中では珍しく四角錐の形をしていますが、これは元々はピラミッドのように頭頂部が尖っていたものの、エジプト遠征に失敗してしまったナポレオンが怒り、切り落とされたという説もあります。この逸話が事実がどうかということは別の問題にはなりますが、このような話が出ていることからヴァランセの歴史がいかに古いのかということは分かるはずです。そして、ヴァランセチーズの特徴として有名なものは周囲に灰がかけられていることもあります。ヴァランセチーズ自体は透き通るような白さを持ったチーズなのですが、シェーブルタイプのチーズということで山羊の乳を使っており、その匂いもキツイということで灰を周囲にかけて抑えているのです。灰をかける理由はその他にもいくつかあるのですが、とにかく切る前のヴァランセチーズは灰色で、そのカラーも特徴のひとつとなっているのです。見た目からしても楽しむことができるチーズがヴァランセチーズとも言えるわけです。

食べごろを色合いで把握

ヴァランセチーズは出来立ての新鮮なものを食べるのも美味しい食べ方ですが、熟成が進んでいくと歯ごたえや味わいが変わっていくので、どのタイミングで食べるのかには人それぞれ好みがあります。そのため、いろいろな時期に食べてみるのもヴァランセチーズの味わい方と言えます。そして、ヴァランセチーズは熟成が進んでいくと色合いが変わってきます。そのため、自分の好みである熟成度合いになっているのかどうか、つまりは自分にとっての食べごろとなっているのかをその色で見極めることができるのです。当初は黒が強いのですが、徐々にグレーに変化していきます。つまりは灰がかかって黒かったものが熟成と共にやや薄い色合いへと変化していきますので、自分が好きなタイミングのカラーを覚えておいて、その時期に召し上がるというのも良いのではないでしょうか。また、熟成が進んでいくとヴァランセチーズは硬くなりますので、こちらに関しても好みが分かれるところです。好みの硬さになる色合いを覚えておくと、便利かもしれません。このようにヴァランセチーズは様々な時期に食べることができ、それぞれのタイミングの味わいにファンがいるので一度はチャレンジしたいチーズといえます。

シーズンは春から秋にかけて

ヴァランセチーズは冬が終わった春ごろから作られるようになり、流通します。そのため、春や夏という時期にも美味しく食べることができますが、最も美味しいと言われる時期は秋です。つまりは、やや熟成させてから食べるのが最も美味しい食べ方と言われていますので、秋にヴァランセチーズに手を出してみるのもアリではないかと思います。しかしながら、ヴァランセチーズは熟成が進むにつれて強い風味が出てきますので、こちらが苦手という場合にはもう少し早いタイミングで召し上がるのもいいかもしれません。いずれにしても好みの熟成具合を自分なりに探してみることがヴァランセチーズの楽しい食べ方ですから、色々なタイミングで召し上がってみてください。あまり熟成が進んでいない若いヴァランセの場合には匂いなどもキツくありませんからヴァランセ初心者の方々やチーズの初心者にもオススメの時期です。ただし、世間的にはカビが全面を覆う、ある程度の熟成が進んだ時期がベストと言われていますので、最終的な好みはわかれると思いますので、一応は試してみてください。苦手意識を持っているような人でも平気で食べられるようになることもあるのがヴァランセなのです。

初心者は熟成前のヴァランセがオススメ

ヴァランセチーズをこれまで食べたことがないという人はチーズそのものをまだ最近になって食べ始めたというような場合、ヴァランセチーズが熟成していく前の段階に食べておくことをおすすめします。ヴァランセは熟成が進んでいくと味わいなどが変わっていくわけですが、具体的に言えば癖が強くなってくるのです。そうなれば苦手という人もたくさん出てくる味わいになるわけですが、このような状態のものをヴァランセ初心者やチーズ初心者が食べるのはなかなか難しいものがあるかもしれません。そのため、早めに食してしまうのが一番です。そして、それに慣れてきたら徐々に癖のある熟成後のヴァランセも食していくようにしてみては如何でしょうか。また、熟成が進んでいくと硬くなっていくという特徴もヴァランセチーズにはありますので、あまり硬いのは好きではないという場合には熟成前に食べてしまうか、熟成したあとはそのまま食べるのではなく、何かの料理に入れて使うような形がいいのではないかと思います。多くの場合にはスープなどに入れているケースが目立ちますので、このような料理の際にもうそのままでは食べることができなくなったヴァランセチーズを入れてみましょう。

実はピラミッドと呼ばれるチーズも同じ

ヴァランセチーズはヴァランセ村で作られていることからその名前があるわけですが、それ以外にもルールがあって、無殺菌の山羊乳から作られる製品だけがヴァランセを名乗ることを許されています。もちろん、今では似たような製法で同じようなチーズを作ることは簡単になっているのですが、各種工場などで生産されている製品はヴァランセの名前を名乗ることが許されていませんから、それらのチーズは味わいや風味などが同じであってもヴァランセを名乗ることはできません。その代わりにピラミッドと呼ばれて世の中に出回っているのです。ヴァランセチーズは台形の形をしており、たしかにピラミッドに見えることからその名前がついたことは簡単にわかるのですが、やはりせっかく食べるならば本物のヴァランセを食べたいものです。値段が大きく変わるわけでもありませんし、せっかくチーズを食べるならばこのぐらいのこだわりは持っておきたいものですから、ぜひとも本物のヴァランセチーズを食してください。味わいなどがいくら似ていても違うものは違うのです。本物のこだわり抜いたヴァランセを食べれば、その味などのやみつきになること間違いないはずですからオススメです。

この記事を読んだ方におすすめの記事はコチラ