ラクレットチーズ

アニメがきっかけで皆のあこがれの的に。

ラクレットチーズ

「アルプスの少女ハイジ」というアニメの中で、ハイジが暖炉の火で塊のチーズをあぶり、とろりと溶けたものをパンに乗せて頬張る、というシーンがあります。このチーズがラクレットです。フランス語で「削るもの」「ひっかくもの」という意味をもつこのチーズは、スイスが原産のハードタイプ。このチーズの断面を直火であぶり、溶けたところをジャガイモなどにつけるスイスのサヴォア地方の名物料理もまた「ラクレット」と呼ばれています。あのシーンを見てラクレットを食べにスイスまで行ってしまった人もいるくらい、ラクレットはアニメの中で美味しそうに描かれていましたね。

実は意外とくせものだった……

ラクレットは今ではデパートや通販で簡単に手に入ります。乳白色の断面にハードチーズでありながら柔らかい触感。「クセが無く食べやすい」と紹介されていることも多いので、きっと食べやすくておいしいのだろうな。と買って帰る人も多いと思います。しかし、パッケージを開けた瞬間、鼻を直撃するのは強い香り。実はラクレットは味こそハードチーズらしからぬクセの無さですが、その分匂いが強いのです。牧場の牛舎の香り、掃除のいきとどいていない犬小屋のにおい、などとたとえられる匂いにノックアウトされた方もいることでしょう。しかし、この匂いは過熱をすることでだいぶやわらぎます。買ってきたけれど匂いが強くてとても食べられない、という方はぜひパンに乗せてオーブントースターなどで焼いてみてください。完全に無臭になるという訳にはいきませんが、「匂いはするけれど食べられないほどではない」程度まで和らぎますよ。それでもどうしても気になる、という方はスパイスの力を借りましょう。黒コショウやナツメグなどをふりかけると、ラクレットの匂いを緩和してくれます。また、パセリやバジルなどの香草をかけても匂いを緩和することができます。お好みで色々と試してみてくださいね。

そのまま食べるのも悪くはない

ラクレットは温めることによって美味しさが増していく食べ物なので暖めながら食べることがオススメの食べ方なのですが、スイスでは暖炉で暖めながら食べるという形が一般的になっています。また、パーティーの場においてもみんなでわいわい食べる料理としても知られています。海外ではチーズフォンデュをパーティーの席などで楽しむ習慣があるのですが、このラクレットという料理に関しても海外では一般的になっていますので、真似してみてもいいかもしれません。日本ではチーズフォンデュに関してはかなりメジャーな食べ方になってしまっているので、場合によっては今さら感があるのかもしれませんが、ラクレットということになればまだまだ知らない人もたくさんいますので、暖炉は用意できなくても同じようにチーズを熱することができる何かを用意してパーティーの席で楽しんでみてもいいのかもしれません。また、ラクレットは熱して食べることが一般的とは行ってもそのまま食べることも悪いことではありませんし、人によってはこちらの食べ方のほうが好きという人もいますので、最初から温めるのではなく、まずはそのままの状態で味わってみるというのもいいかもしれません。

素朴だけれど奥が深い料理「ラクレット」

ラクレットチーズを使った料理の代表格「ラクレット」。ややこしいですが、このチーズが無ければ作ることができない料理です、といっても作り方はとても簡単。溶かしたラクレットチーズをジャガイモやお好みの野菜にかけるだけ。でもその分野菜やチーズが美味しくなければならないのです。ヨーロッパではチーズフォンヂュに並んでポピュラーなチーズ料理。ホームパーティーや、バーベキューなどでよく作られます。その人気の高さは「ラクレットオーブン」という専用器具の存在からもうかがえます。ラクレットを溶かすためだけの道具なのですが、形も様々で熱源も電気、炭、固形燃料とバリエーション豊かです。
日本でも手に入りますが、「とりあえずラクレットを楽しみたい」という方にはホットプレートがおすすめです。厚さ1センチ程度に切ったラクレットを熱したホットプレートに敷き、ぐつぐつと溶けたところで野菜に絡めましょう。ジャガイモだけでなく、長芋やサトイモもおすすめですよ。また、チーズフォンヂュのようにパンを付けても美味しく頂けます。匂いが気になるのならば、換気扇をかけるのを忘れずに。何度も食べているうちに臭いが旨味に変わっていきますよ。

子供のおやつにラクレットパンケーキ

チーズはカルシウムやたんぱく質が豊富ですから、子供のおやつにはうってつけ。ですからラクレットが手に入ったら、子供のおやつにラクレットパンケーキはいかがでしょうか。普通のパンケーキにラクレットを乗せれば完成。甘みと塩味のハーモニーが絶妙です。

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