ケソ マホレロ

カナリア諸島で作られるチーズ「ケソ・マホレロ」

ケソ マホエロ

チーズというと北海道や冷涼な気候のヨーロッパなど寒い地方で作られているもの、というイメージがありますが、アフリカ大陸からわずか100キロほどしか離れていないスペイン領カナリア諸島でもチーズが作られているのです。

アフリカの近くで作られているチーズ

スペイン領であるカナリア諸島のフェルテベントゥーラ島で作られているヤギの生乳を原料としたケソ・マホレロはシェーブルタイプのチーズです。マホレロというのは、この島に住む野生に近いヤギ、マホレラ種のこと。ケソはスペイン語でチーズという意味です。つまり、「マホレラ種のミルクから作られたチーズ」ということですね。カナリア諸島はアフリカ大陸からわずか100キロしか離れていない熱帯の島。チーズというと寒い地方で作られるものというイメージがありますが、このような南の島でもつくられているのですね。ちなみにカナリア諸島は島ごとに異なるチーズが作られていますが、ケソ・マホレロが最も有名でスペインのDOP(原産地呼称統制)に指定されています。ヤギのミルク100%が原則ですが、15%まではヒツジの生乳を混ぜることが可能です。

濃厚な味わいとさわやかな酸味

ヤギの生乳は牛のものに比べると脂肪分が低いため、シェーブルタイプのチーズは私たちにおなじみの牛の生乳製のチーズよりもさっぱりとしていて舌触りがポロポロしているものが多いです。しかし、マホレラ種のヤギのミルクはタンパク質と脂質が豊富で、脂肪分が52%~55.5%もあります。濃厚な味わいでありながら、シェーブルタイプの特徴である酸味もしっかり備わっているため後口も爽やか。スペインのヤギのチーズの最高峰、といわれるのもうなずける味です。

若いうちは食べやすい

ケソ・マホレロは若いうちは純白に近い色合いで、弾力がありヤギのチーズ特有のクセや匂いがほとんどありません。ですから、シェーブルタイプのチーズが苦手という方も美味しく食べられるでしょう。熟成が進んだものは黄色がかってきてモッチリとした舌触りとなり、水分が飛んだ分コクがまします。しかしその一方で熟成したもの特有のピリッとした刺激が出てくるので、ヤギのチーズになれた人向きの味といえます。日本に輸入される時点でできあがってから日数がたっていますから、ヤギのチーズの初心者の方は買い求めたらできるだけ早く食べましょう。

コクのあるお酒ともぴったり

シェーブルタイプのチーズは酸味と脂肪分の少ないさっぱりとした味から、酸味のある白ワインとの相性がよい、と言われています。でも、ケソ・マホレロは牛の生乳製のちーすにも負けないコクがありますので、ぜひ色々なお酒とも試してみてください。たとえばビールと合わせたり、日本酒と合わせても良いでしょう。特に日本酒はさわやかな酸味のあるものが多いですから、酸味のあるシェーブルタイプのチーズとも合わないわけがありません。また、若いものは甘みをつけても良いので、ジャムやはちみつを添えてコーヒーと共におやつ感覚で食べても美味しいですよ。熟成が進んだものはナッツのような香りが出てきますから。クラッカーの上に乗せたり、パンと一緒に食べても美味しいかもしれません。色々と試してみてお気に入りを見つけてみてください。

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