ケソ イボレス

イベリコ豚と一緒に育ったヤギのミルクから作るチーズ「ケソ イボレス」

ケソ イボレス

日本でもすっかり有名になったスペインのイベリコ豚。ドングリを食べさせて太らせた豚の肉の美味しさは世界一、だそうですがその豚と一緒に育てたヤギから作られたチーズがケソ イボレスです。まるで牛の生乳で作られたようなねっとりとした味わいが特徴ですよ。

ドングリを食べて育ったヤギのミルクが原料

スペインのエストレマトゥーラ地方で作られているヤギの生乳を原料としたケソ イボレスはシェーブルタイプのチーズです。エストレマトゥーラというのは「末端の土地」という意味でスペインの国土の一番端、対岸はモロッコという地域です。この地方はどんぐりを食べて育てるイベリコ豚が世界的に有名ですが、ヤギやヒツジの牧畜も盛んでたくさんの種類のチーズが作られています。ヤギ、というとアニメの「アルプスの少女ハイジ」にでてくるような毛並みの白いものが思い浮かぶ人が多いでしょうが、この地方のヤギは毛並みが黒く、つのも立派で精悍なイメージがあるベラタ種というヤギです。また、この地方のヤギは牧草も食べますが、イベリコ豚と同じようにドングリも食べて育ちます。

シェーブルタイプのチーズらしくないねっとりとした味わい

一般的なヤギのミルクは牛のものに比べて脂肪分が少ないため、色が白くポロポロとしたチーズになることが多いです。また、ヴィフィズス菌が多く含まれているので独特の酸味が強いものもあります。しかし、ケソ イボレスはこのようなシェーブルタイプのチーズによくあるような特徴がほとんど当てはまりません。ドングリを食べているせいなのか、ヤギの種類の違いなのか、ケソ イボレスの原料となるヤギの生乳は脂肪分が高く、ねっとりとした味わいのチーズができるのです。シェーブルタイプのチーズだと言われなければ、ヒツジのミルクを原料にしているの?と勘違いしてしまいそうな味ですよ。外皮がオレンジ色なのはパプリカの粉末をオリーブオイルと共に塗って成熟させているからです。

どちらかといえば玄人向きの味

ケソ イボレスは数か月熟成させて完成させます。ですから水分が抜けた分ヤギのミルク独特の匂いとクセがちょっと強く感じられるチーズになります。口に含んだときはそれほどでもないのですが、飲み込むときに鼻から抜ける自分の息がかなり匂います。慣れないと少し食べにくいですが、好きな人にはたまらない美味しさです。塩味もしっかり効いていますので、お酒のおつまみにもピッタリです。もちろんイベリコ豚に添えても最高ですよ。

白ワインに合わせたりサラダのトッピングにしても美味しい

シェーブルタイプのチーズは、クリームチーズのように甘みと合わせると美味しいチーズですが、ケソ イボレスは牛の生乳で作られたセミハードタイプのチーズのようにサンドイッチの具材にしたり、サラダやスープのトッピングにしても美味しいですよ。もちろん、そのまま食べても大丈夫。ワインに合わせるのなら赤ワインよりも白ワインがお勧めです。また、脂肪分が高いのでスパークリングワインでもよいでしょう。もう少しパンチの効いたものが良い、という人はスペインの蒸留酒、オルホに合わせてみてはいかがでしょうか。色々な楽しみ方ができるので、少し大きめの塊で買ってもいいかもしれません。

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