ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノ

紫色の外皮を持つチーズ ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノ

ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノチーズ

深い紫色の外皮をした、ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノ。この色は赤ワインによって付けられたそうです。

スペイン語でワインのチーズ

ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノ。日本人にはちょっと発音しにくい長い名前ですね。「ケソ」はスペイン語で「チーズ」「ビノ」はワインを意味します。「ムルシア」は地名です。このチーズを日本語に訳すと「ムルシア地方で作られた赤ワインで染まったチーズ」という感じになるでしょうか。このチーズの原料はヤギの生乳。固まったチーズの表面を赤ワインで洗いながら最低6週間は熟成させます。普通はお酒で表面を洗いながら熟成させるチーズはウォッシュタイプに分類されるのですが、このチーズはハードチーズに分類されます。

上質のミルクで作られたねっとりとした美味しさ。

このチーズは赤ワインで洗われたうえで熟成されていますから、深い紫色になった外皮の色とコロンとした外観はまるで赤玉ねぎのよう。しかし、ナイフを入れれば美しい乳白色の内面が顔を出します。ムルシア地方は乳糖と乳脂肪分が高い上質のヤギのミルクの産地で有名です。そんな生乳から作られたチーズはねっとりとしていて、ミルク独特の甘みと旨みを強く感じます。もちろんヤギの乳独特の酸味もあり、それが後口をさっぱりしてくれるので好きな人は食べる手が止まらなくなってしまうそうですよ。

もちろん赤ワインに合わせて

このチーズにはもちろん赤ワインがぴったりです。チーズを洗うのにつかわれるワインはDO Bullas(ドゥ・ブラス)というものですが、これ以外でも、赤ワイン全般にこのチーズは良く合います。食べ方は薄くスライスしてそのままいただきましょう。赤ワインの華やかな香りがぜいたくな気分を盛り上げてくれます。

ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノの手に入れ方

スペインのチーズはフランスや、スイスのチーズよりのマイナーな印象がありますが、最近では随分と手に入れやすくなってきました。デパート等に入っているチーズショップでもスペインのチーズに力を入れている所が増えたそうです。また、大手ネット通販サイトでも販売しているところがあるので、名前を入れて検索してみましょう。100グラム千円前後と比較的安価で手に入ります。

ワインバーの名わき役

ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノは、100グラム単位で売られていますが、ヤギのチーズがものによっては苦手かも。という人やちょっとだけ味見をしてみたい、という人はスペイン風の居酒屋バルやワインバーを訪れてみましょう。おつまみの一品としてこのチーズが置いてある場合があります。赤ワインとチーズは相性がバッチリ、と思われがちなのですが、実は赤ワインとハードチーズの組み合わせは案外難しいものなのだそうです。それは、赤ワインの持つうまみ成分とハードチーズのもつうまみ成分が両方とも複雑すぎて、どこかで反発してしまうからなんだとか。確かに、赤ワインと熟成したハードチーズはどちらも複雑な味がしますよね。でもケソ・デ・ムルシア・アル・ビノチーズは、赤ワインで洗われながら熟成されたせいか、どのような赤ワインとでも喧嘩をすることがないそうです。ワインバーで奮発して高いワインを頼んだら、おつまみにこのチーズはいかがでしょうか。

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