ペコリーノ・ロマーノチーズ

イタリアの柔らかいチーズ「ペコリーノ・ロマーノ」

ペコリーノ・ロマーノ

ペコリーノ・ロマーノはイタリアのラツィオ州やサルデーニャ州で作られているチーズです。食感は柔らかく、どなたにも愛されるチーズだと思います。イタリアにはチーズなどの伝統的な食材に対してはDOPと呼ばれる制度を設けていますが、このペコリーノ・ロマーノもその一種です。DOPというのはDenominazionediOrigineProtettaの略であり原産地名保護制度のことです。品質管理などを目的とていて、定めた基準を守れる地域を指定してその名称を名乗る権利を与えているのです。つまり、ペコリーノ・ロマーノは作ることができるからと言って誰でも作れるわけではなく、この制度において認められた地域のみで販売が許可されているのです。そのため、クオリティは常に維持されていて当然で、その美味しさに裏切られることもありません。イタリアにおいてチーズは欠かせない食材だからこそ、その存在は厳格に管理されているのです。よく分からないメーカーがつくったものを食べさせられることになるということもありませんから、チーズが好きでペコリーノ・ロマーノが特に好きという場合には、いつ何時であっても前回と同じ美味しさを味わうことができるわけですから、これほど嬉しいことはありません。

ペコリーノ・ロマーノは羊乳のチーズ

ペコリーノ・ロマーノは独特の風味と旨味があると評判でチーズファンを多く生み出しています。ペコリーノ・ロマーノの「ペコリーノ」というのは羊の乳という意味で「ロマーノ」はローマの地名を示しています。羊乳を使ったチーズであることから前者は理解できると思いますが、なぜローマの地名が入っているかと言えば、元々はこのチーズがローマ近郊において伝統的に作られていたからです。当時の名残が今もその名称に残っているというわけです。まさしくイタリアの歴史的なチーズと称することもできますので、チーズをこれから食し始めるというような人にも是非とも味わっていただきたい逸品です。食べ方としてはそのままの状態で好きな分量を食するという形でもいいのですが、本場ではパスタなどのイタリア料理に入れて食べるケースも多いようです。その際には細かくスライスするか、すりおろした状態でかけるのが良いとされていますので、自宅で食べる際には真似をしてみてもいいのではないでしょうか。もちろん、そのままの状態で食べても十分に美味しい逸品です。食べ方は自由度が高いチーズですから、まずはそのままの状態で食べてみて本来の味を試してみるのがいいと思います。

5月にはそら豆やワインと一緒に食する

イタリアのローマではこのペコリーノ・ロマーノを使った習慣も存在しています。毎年5月にファーベと呼ばれるそら豆が食べごろを迎えて出まわるのですが、このファーベとペコリーノ・ロマーノ、さらにワインを味わうという習慣があるのです。このファーベは収穫からすぐに出回るのですが、収穫されてから数日以内に食べないと賞味期限が切れてしまうということもあって海外には出回りません。つまり、その場にいて食べないとこの習慣を堪能することはできません。春の風物詩としてローマではよく知られた光景なのですが、日本人がこれを真似するためにはこの時期を狙ってこの場所へと行くしかないのですが、わざわざこれを目当てに出かける人もいるほどですから、行ってみる価値は十分にあると思います。ペコリーノ・ロマーノを単体で召し上がっても美味しいわけですが、そこにイタリアの本場ワイン、さらにはそら豆が加われば更に美味しくなるはずですし、さらには周囲の人々も春の陽気の中で一緒に食べているという雰囲気もその美味しさを増幅させてくれるはずですから、この習慣を堪能しながらペコリーノ・ロマーノを味わってみてほしいと思います。その価値が本当にあると思います。

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