オベハ・アル・ロメロ

ローズマリーの香りを纏った新製品 オベハ・アル・ロメロ

オベハ・アル・ロメロ

スペインの国民的チーズ、ケソ・マンチェゴを元に1990年代につくられた新しいチーズです。ローズマリーの香りが爽やか。

雨の少ない土地で作られたチーズ

オベハ・アル・ロメロは、イベリア半島のラ・マンチャ地方で作られているもっとも新しい種類のチーズのひとつです。オベハ・アル・ロメロはハードタイプチーズに分類されます。ラ・マンチャというとお芝居「ラ・マンチャの男」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「ラ・マンチャ」とはアラビア語で「乾いた土地」という意味。何だか砂漠のようですが、実際は雨が少ないだけで冬から春にかけては豊かな牧草が茂り、羊の一大畜産地になっています。ここで作られているのがスペインの国民的チーズケソ・マンチェゴ。スペインの原産地呼称制度(DOP)に指定されているケソ・マンチェゴはフランスのAOCに指定されたチーズと同じように原料から製法まで厳しい規定があります。オベハ・アル・ロメロはそんなケソ・マンチェゴを作っている工場のひとつ、ケコム社のオリジナルチーズです。

スペインの伝統的なチーズにフランスのアイデアをプラスして

オベハ・アル・ロメロは製法的にはケソ・マンチェゴと全く同じです。特徴は表面にびっしりと張り付けられたローズマリー。ローズマリーもまたラ・マンチャ地方で豊富に摂れるハーブのひとつです。フランスのチーズに「フルール・ド・マキ」というハーブを練りこんだ人気のチーズがありますが、ケコムシャによるとそのあたりのチーズも参考にしたそうです。ローズマリーのついた表皮は食べられませんが、3か月間ほどじっくり熟成させるために、チーズにはしっかりローズマリーの風味がついています。その為に非常に爽やかなチーズに仕上がっており、若い人たちに人気なのだとか。厳密にいえばこのチーズはケソ・マンチェゴなのですが、DOPのせいでその名前を使えないので「羊のチーズローズマリー風味」という意味の「オベハ・アル・ロメロ」という名で売り出しています。

新しいチーズはお得?

オベハ・アル・ロメロの人気の秘密はローズマリーの爽やかな風味のためだけでなく、ケソ・マンチェゴに比べて値段がお得、という経済的な面もあります。日本で小売されているものは100g1000円前後、輸入物のナチュラルチーズでは最も安い部類に入ります。関税がかけられてこの値段ですから、本場ではもっとお得でしょう。製法は同じなのですから、お買い得感は抜群です。

夏に食べたいチーズ

オベハ・アル・ロメロは、ローズマリーが爽やかさを感じさせてくれるチーズ。暑い夏に食欲が落ちた時にこそお勧めです。そのまま食べる他、細かく切ってサラダにしたりサンドイッチにしても美味しいでしょう。羊の乳で作られたチーズはヤギの生乳で作られたシェーブルタイプのチーズと違って独特の癖がありませんから、初挑戦という人にも受け入れられやすいのです。ジャムやはちみつを添えてたべることも現地では多いのですが、ハーブとジャムの組み合わせになれないと緒と辛いかもしれません。ワインを組み合わせるのならば、キリリとした辛口の白ワインか、フルーティーな赤ワインを合わせてみましょう。フルボディだったり、甘口だったりすると、せっかくの爽やかな風味が消し飛んでしまいますよ。軽やかに味わいたいチーズですからね。