オールドアムステルダム

ダシに似た旨みを感じるチーズ「オールドアムステルダム」

オールドアムステルダム

チーズは日本人にとって新しい食べ物です。今はいろいろなタイプのチーズが気軽に手に入れられるようになりましたが、あまりクセの強いものは敬遠される方も多いでしょう。そんな日本人に人気なチーズのひとつがオランダのゴーダ。オールドアムステルダムはそれを長期熟成させたチーズなのです。

意外と歴史は新しいチーズ

オランダのアムステルダムの東南にあるハイズンという町で、1980年代から作られ始めたオールドアムステルダムはセミハードタイプのチーズです。オールドと名前がついている割には歴史は新しいのですね。このチーズはオランダで最も有名なチーズ、ゴーダを18か月もの長期間熟成させたチーズです。普通、これだけ長い間熟成させるとチーズは水分が抜けきって岩のように硬くなり、チーズおろし器でおして使わなければなりませんが、オールドアムステルダムはしっかりと水分が残っていて、硬めのプロセスチーズといった感じの食感です。外皮を真っ黒なワックスで塗ってあるのが特徴ですが、「クロダマ」と呼ばれることはないようです。

どこか懐かしい味わい

ゴーダは、日本でもおなじみのプロセスチーズの原料のひとつ。つまり日本人にもなじみやすい味なのです。ヨーロッパのナチュラルチーズはチーズ専門店や輸入食料品を中心に扱っている高級スーパーでないと手に入れにくいのですが、ゴーダは普通のスーパーでも手に入りやすいですよね。そんなゴーダを長期熟成させると、どこか懐かしい味がします。チーズを長期熟成させると、アミノ酸がたくさん生まれてくるのですが、このアミノ酸というのは日本人になじみ深い「かつおだし」や「こんぶだし」の主成分でもあるのですね。つまり熟成したチーズはだしの旨みに近い味がするのです。ですから、ヨーロッパのナチュラルチーズが苦手、という方でも美味しく食べられるのですよ。

お求めやすい価格も人気

長期熟成したチーズは他にもいろいろありますが、高価なものが多いです。長期熟成チーズの代表、パルジャミーノレッジャーノなどは、100グラム1500円以上することも珍しくないでしょう。しかし、オールドアムステルダムは100グラム800円前後、と長期熟成させたチーズの中ではかなりお得な値段です。また、薄くスライスしたパックで買うこともできますので、少量だけ味見したいという場合も便利ですよ。オランダでは、このようなパックが普通にスーパーで売られているそうです。また、チーズおろし器を使う必要もありませんから、料理の仕方もバリエーションに富んでいます。

ビールにも日本酒にも

オールドアムステルダムは、その日に絞った新鮮なミルクのみで作られています。そのため、週末に絞ったミルクは使わないのだとか。良質なミルクで作られたチーズはミルクの甘みがしっかり感じられます。オールドアムステルダム自体は癖がありませんから、そのまま食べる他に、サンドイッチの具材にしたり、野菜の上にかけて焼いたりしても美味しいでしょう。だしに似た旨みを持っているということで日本酒にも良く合うのですよ。お豆腐など淡泊なものをおつまみにしたい、という時はこのチーズを載せて焼いてみましょう。コクとうまみがぐんと増すはずです。また、ペッパーをかけるとビールにもよく合うんですよ。

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