ニーザ

日本で手に入るようになってきたポルトガルのチーズ「ニーザ」

ニーザ

日本で手に入るヨーロッパのチーズといえば、フランス、イタリア、スイス、ベルギーとたくさんの国のものがありますが、最近ではポルトガルのチーズも手に入るようになってきました。ポルトガルもフランスやイタリアと同じように酪農が盛んで、バラエティ豊かなチーズが作られています。ポルトガルに旅行に行ってチーズに魅了されたという方も多いんですよ。そんな人がお土産として持ち帰ることが多いのが、このニーザです

朝鮮アザミで固めたチーズ

ニーザはポルトガルの南東部で作られている、羊の生乳を原料としたセミハードタイプのチーズです。カルドと呼ばれる朝鮮アザミのおしべを使ってつくられる凝固剤で固めてあるため、独特な苦みがあります。特に表皮に苦みが集中しているので、食べるときは取り除いてください。また、表皮は独特なオレンジ色をしていますが、これはワックスをかけたわけでなく、ウォッシュタイプのように表面を洗いながら熟成させているため、こんな色になるのですね。

スーパーでも買える手軽さ

ポルトガルではニーザは手軽なテーブルチーズとして、広く親しまれています。かつては他のヨーロッパの国々のように、農家製のものが主体でしたが、今は工場製のものが多く出回っているので、安価で買うことができるでしょう。これを素朴な田舎のパンに挟めば、あっという間に美味しいサンドイッチの完成です。かつて冷蔵技術が発達していなかったころ、人々はニーザをオリーブオイルに漬けて保存食にしていました。チーズはそれ自体も保存食ですが、オリーブオイルに漬けることでさらに長期間保存ができるのですね。ギリシャのフレッシュタイプのチーズ、フェタもオリーブオイルに漬けたものが売られていますが、たぶん熟成期間がある分ニーザのほうが濃厚な味がするのではないでしょうか。ポルトガルを旅行中にニーザの美味しさにはまり、お土産としてもちかえる日本人も多いです。ただし、チーズは検疫の関係で日本国内に持ち込めないものもありますので、必ず空港で売っているものを購入しましょう。

赤ワインと合わせて

ニーザに合うワインといえば赤。種類は問いませんが、ポルトガル産のワインがお勧めです。軽いものでもずっしりと重みがあるものでも、チーズはしっかりと受け止めてくれるでしょう。単独で食べても美味しいですが、パンと組み合わせたほうが旨みが膨らむという意見もあります。前菜にしても食人締めくくりに食べても美味しいですが、前菜として食べるなら、薄く切ってサラダのトッピングにしても良いでしょう。乾燥にさえ気をつければ、長期間保存が可能なチーズですから、いっぺんに食べてしまわずに、じっくりと味わう方も多いのです。

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