ミラベラチーズ

普通のチーズじゃ物足りない、という上級者向けのチーズ「ミラベラ」

ミラベラチーズ

外国産のナチュラルチーズが大好き、という方の中にはもっとパンチの効いた個性の強いチーズが食べたい、と思っている方もいるでしょう。そんな方にお勧めなのが、超個性派のウォッシュタイプのチーズ、ミラベラです。

ブランデーで洗って熟成

ミラベラはフランスのシャンパーニュ地方にあるシュルテンラングル社のオリジナルチーズです。表面にくぼみがあるウォッシュタイプのチーズ「ラングル」を作っている会社と言えば、ピンとくる方もいるでしょうか。ミラベラはロレーヌ地方の「カレ・ド・レスト」という正方形のウォッシュタイプのチーズをもとに作られたまだ新しいチーズで、アルザス地方の特産物「ミラベル」(西洋すもも)から作ったブランデーで表面を洗いながら熟成させます。パッケージにもしっかりすももの絵が書かれていますよ。表面は鮮やかな黄色で、少しべたべたしており、中身の濃いアイボリー色との対比が美しいです。

これぞウォッシュ、という強烈な匂い

ミラベラの特徴は、これぞウォッシュタイプというような強烈な匂い。古い漬物のような、とも例えられるその匂いは、ビニル袋にチーズを入れておいても冷蔵庫中ににおいが充満するほど強いものだそうです。しかし、その匂いに反して味は白カビタイプのチーズを思わせるクリーミーなものです。ウォッシュタイプのチーズにしては塩味がきつくないので、ミルクの甘みと濃厚さをより強く感じることもできるでしょう。若いうちは芯があり、ほろほろとした食感ですが、たべごろになるとむっちりもっちりとした舌触りになります。しかし、ほかのウォッシュタイプのチーズのように熟成が進むとスプーンで食べなくてはならなくなるほどトロトロになる、ということもありません。なお、この強烈な香りは外皮に限られていますので、匂いがきつくて食べられないという時は外皮を厚めにむいてみましょう。だいぶ匂いが和らぎます。

ウォッシュタイプだけれども、長期熟成はお勧めできません

ウォッシュタイプのチーズはできる限り冷蔵庫の中で熟成させてトロトロになったところを食べるのが好き、という方もいるでしょう。しかし、ミラベラはあまり熟成をさせると独特の苦みが出てかえって食べにくくなってしまいます。できれば一度封を開けてしまったら全部食べ切りましょう。熟成の目安は指で軽く押してみて芯を感じるようでしたら若く、弾力を感じるようならば十分に熟している証拠です。もっとも食べごろのミラベラはブランデーで表皮を洗った効果か、甘酸っぱい果物のような後味があり艶めかしさすら感じることができます。チーズの初心者にはちょっと厳しいチーズですが、ある程度食べなれた方はぜひ挑戦してみてくださいね。

蒸留酒や軽めの赤ワインに合わせて

ミラベラは強烈な匂いのチーズですから、何かと合わせるより薄く切ってそのまま食べたほうが良いでしょう。お酒と合わせるならば、チーズを洗ったスモモのブランデーなどいかがでしょうか。強烈な香りとお酒の香りが不思議と互いを引き立てあうのが感じられます。ワインと合わせるのならば、渋みの少ない軽めの赤ワインを合わせてみるのがお勧め。
日本の蒸留酒、焼酎と合わせても美味しいかもしれませんね。

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