マルキ

クリーミーなウォッシュタイプのチーズ「マルキ」

マルキ

デンマークのチーズは、マイルドでくせがなく万人向けのものが多いですが、中にはしっかりと匂いやクセが強いものもあります。それがこのマルキ。ウォッシュらしく香りは強いですが滑らかな口当たりで慣れると癖になる美味しさです。

匂いは強いけれど……

デンマークで作られている牛の生乳を原料としたマルキはウォッシュタイプのチーズです。ナチュラルチーズの初心者でも食べやすいアオカビタイプやシロカビタイプのチーズを作っているキャステロ社のものですが、このマルキはしっかりとウォッシュタイプらしい匂いがします。この匂いは決して「良い」といえるものではなく、慣れない人にとっては悪臭と感じられるかもしれません。しかしチーズの味自体はくせがなくとても食べやすいので、さすがキャステロ社といったところでしょうか。

甘くしてもしょっぱくしても

匂いばかりに注目されがちなマルキですが、クリーミーで濃厚な味がとても美味しいチーズです。第二次世界大戦後は、チーズの製造過程で生クリームを加えるダブルクリーム、トリプルクリームといった製法を利用した高脂肪のチーズが数多く作られるようになりましたが、マルキの脂肪分は42%とむしろ低いくらいなのです。ですから高脂肪のチーズにありがちな後口のべったりとした重さがありません。口の中からチーズの余韻が消えるとすぐに次の一口が食べたくなるでしょう。塩もそれほど効いていないので、パンやクラッカーに塗ってたべたり、ドライフルーツを添えてオードブルにしたりしてもよいでしょう。ウォッシュタイプのチーズというとそのまま食べるのが一番おいしい、というものが多いのですが、マルキは甘くしてもしょっぱくしても美味しく食べられる珍しいタイプなのです。

匂いが気になる人は?

しかし、いくらおいしいと言われても強い匂いが気になってなかなか食べる気にならない、という人も多いでしょう。そのような場合は表皮を厚めに剥いて食べてみてください。ウォッシュタイプのチーズは表皮を塩水で洗いながら熟成させるために独特な匂いがするのです。しかし、表皮を取り去ってしまえば匂いはかなり軽減するのですよ。内部がトロトロになって切り分けられない、という場合は中身だけを別の器に移しても良いでしょう。

どの国のワインと合わせても

チーズに合う飲み物といえばワインですが、実はチーズとワインの組み合わせはなかなか難しいものも多いのです。というのも、チーズとワインの味のバランスが悪いと、チーズの味ばかりが勝ってワインの味がよくわからなくなってしまったり、逆にワインの味が強いと物足りなく感じてしまったりするのです。チーズが作られた土地で作られたワインならば失敗がないとよく言われますが、高かったり手に入りにくかったりするものもあるでしょう。でもマルキはこれといった強い特徴がないチーズですので、どんな国のワインとでも合いやすいです。白か赤かと言われたら赤のほうが合いやすいのですね。最近ではチリやスペイン、オーストラリアから安く質の良いワインがたくさん輸入されてきていますので、いろいろなワインと組み合わせてみるのも楽しいでしょう。また、コクのある日本酒や黒糖焼酎などと合わせてみるのも面白いですよ。

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