マコネ・ドゥミ・セック

セミハードというより半乾きのヤギのチーズ「マコネ・ドゥミ・セック」

マコネ・ドゥミ・セック

チーズといえば牛乳で作られたもの、というイメージが強い日本でもヒツジやヤギの生乳で作られたチーズがだいぶ一般的になってきました。でも、ヤギやヒツジの生乳製のチーズは癖が強くて苦手、という方も多いでしょう。マコネ・ドゥミ・セックはそんな方に食べてもらいたいヤギの生乳が原料のシェーブルタイプのチーズです。

ワインの名産地の名前が付けられたチーズ

フランス ブルゴーニュ圏ソーヌ・エ・ロワール県で作られているヤギの生乳を原料としたマコネ・ドゥミ・セックはシェーブルタイプのチーズです。マコネというとワインを連想される方も多いでしょう。このチーズもそのワインと同じ産地であるマコン地区で作られているのです。ちなみにドゥ・セミックというのは21日間熟成した、という意味でありこのチーズは日本語に直訳すると21日間熟成したマコン地区で作られたチーズという名前なのです。なんだかストレートすぎて安直に聞こえるかもしれませんが、チーズ大国フランスでは、チーズにいちいち改まった名前は付けないのが普通のようです。

見た目はプリン、味はマヨネーズ?

マコネ・ドゥミ・セックはちょうどプリンのように裾がわずかに広がった円筒形をしています。外皮は自然な卵色で、ところどころアオカビが生えています。見た目はあまりよろしくありませんが、ナイフを当てると真っ白な美しい内面が顔を出します。表皮は割と分厚く、ふつうのお饅頭の皮程度はあるように見えます。この外皮は表面のカビ等を取り除けば内側の部分は食べることもできますので、チャレンジしてみても良いでしょう。シェーブルタイプのチーズは牛の生乳が原料のチーズよりもポロポロとしていますが、これはヤギの生乳が低脂肪だからです。チーズのねっとりとした舌触りやコクは脂肪分由来ですので、脂肪分が少ないとポロポロとした感じになるのですね。さて、肝心の味ですが、さわやかな酸味とコクが感じられチーズというより出来立てのマヨネーズを食べているような感じです。ヤギのミルク独特の癖や匂いもありますが、長期熟成したものよりは強くありません。また、ぽろぽろというよりふわっとした舌触りで、マヨネーズで作ったスフレを食べたらこんな感じだろうか、と思えます。シェーブルタイプを始めて食べる、という方やシェーブルタイプを食べてみたけれど美味しいとは思えなかったという人に食べてほしいチーズです。

マコン地区のワインと合わせて

シェーブルタイプのチーズは料理に使うよりもそのまま食べたほうが美味しいチーズです。ワインに合わせるなら生産地であるマコン地区産の白ワインがお勧め。チーズというと赤ワインを進められることが多いのですが、低脂肪でさっぱりとしたシェーブルタイプのチーズは白ワインのほうが合うのです。一個40グラムで900円前後ですから比較的求め安い値段もうれしいですね。一口食べてみたけれどやっぱり苦手な味かも、という人ははちみつをかけたり酸味のあるベリー系のジャムを添えてみましょう。塩味が薄いチーズですので、甘みとも合わせやすいです。チーズとはちみつなどという組み合わせは奇異に思えるかもしれませんが、ヨーロッパではごく普通に行われている組み合わせです。デザートとして食べたい、という場合も甘みを添えるとよいですね。

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