ハンツマン

人気のチーズ同士を合体させて生まれた「ハンツマン」

ハンツマン

チーズは現在でも毎年のように新作が開発され続けています。特に有名なのはドイツのアオカビタイプとシロカビタイプを融合したガボンゾーラでしょう。ハンツマンもこれとおなじように2つのチーズを組み合わせて生まれました。コクのあるハードタイプのグロスターのなかに、イギリスの代表的なアオカビタイプのチーズスティルトンをサンドしているのです。

断面が美しいチーズ

ハンツマンはイギリスのロング・グロンソン・デイリー社製のチーズです。ハンツマンはハードタイプのダブルグロスターとアオカビタイプのチーズスティルトンを重ね合わせたチーズです。スティルトンはイギリスを代表するアオカビタイプのチーズなので、チーズショップなどで見かけることも多いですし、ファンも多いですよね。それに対してダブルグロスターはどちらかといえばマイナーなチーズ。でも、丘の斜面を転がり落ちていくチーズをたくさんの人々が置きかける映像を見たことがある、という方は多いでしょう。これはイギリスで毎年開催されるチーズころがし祭りの様子で、その時に転がされるチーズがこのダブルグロスターなのです。グロスターはもともといったんチーズを作った後に残ったホエーから作られる低脂肪のさっぱりとしたチーズでした。それが時代が下るにつれて徐々に全乳で作られるようになり、今は昔ながらのホエーで作ったグロスターのほうをシングルグロスター、全乳で作られたグロスターのほうをダブルグロスターと呼んで区別をしているのですね。オレンジ色のダブルグロスターに挟まれた青と白のスティルトン。断面がまるでテリーヌのように美しいチーズです。

異なるふたつの美味しさを同時に味わえる

スティルトンをはじめとするアオカビタイプのチーズは、独特なクセとシャープな辛みがあります。慣れればそれも旨みの一部と感じられるようになりますが、やはり初めての方には食べにくいものでしょう。ハンツマンはそんなアオカビタイプのチーズであるスティルトンをくせがなくコクのあるダブルグロスターで包み込むことで独特のクセや辛みを和らげてアオカビタイプのチーズの初心者でも美味しく食べられます。また、スティルトンが大好き、という方もグロスターと共に食べるとまた違った美味しさを味わうことができるでしょう。ふたつのチーズを一度に味わうことができるのがハンツマンの醍醐味ですね。

パーティーの一皿に

ハンツマンはおいしさもさることながら、断面がとてもおしゃれで美しいチーズです。そのままクラッカーの上に乗せるだけで素敵なオードブルのが出来上がるでしょう。ホームパーティーの一皿にすれば、場が盛り上がること間違いなしです。今では日本でも色々なチーズが手に入りやすくなりましたが、ハンツマンはまだまだ知る人は少ないチーズですので、注目を浴びることは間違いないでしょう。また、メルローシュやガメイ種のワインとも合いますので、ゆっくりお酒を楽しみたいときのおつまみにしても良いですね。さらにハンツマンは熱を通すと旨みとコクがまし、良く伸びる性質を持っています。バケットの上に乗せたり、ハンバーグなどの肉料理に合わせても美味しいでしょう。普通のチェダーチーズを乗せるより、複雑で深い旨みを感じることができますよ。

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