ハルツァーケーゼ

ドイツ人にはファンの多いチーズ「ハルツァーケーゼ」

ハルツァーケーゼ

ヨーロッパ産のチーズ、というと日本では真っ先にフランス産のものが思い浮かびますが、実はドイツはフランスよりもチーズの生産量が多いのです。そんな隠れたチーズ大国ドイツの南部でよく食べられているチーズがハルツァーケーゼ。かなり個性的な味わいです。

乳酸発酵させて作られるチーズ

ハルツァーケーゼはドイツのハルツ地方で作られている脱脂乳(サワーミルク)を使って作られているチーズ。ドイツには酸味が効いた食品が多く、サワークリームなども盛んに作られています。ハルツァーケーゼは、クワルクというドイツのフレッシュチーズを作った残りの脱脂乳を無駄にしないために誕生したチーズ、と言われています。このようなチーズはヨーロッパでは珍しくなく、低脂肪でさっぱりとした味のものが多いのですが、ハルツァーケーゼはその中でも群を抜いた低脂肪です。脂肪分はなんと0.5%数あるチーズの中でも最も低いものであることは間違いありません。

消毒薬?病院の匂い?食べる人を選ぶチーズ

ハルツァーケーゼは南ドイツではビールのおつまみやおかずの一品として日常的に食べられているテーブルチーズです。このようなチーズはくせがなく食べやすいものが多いのですが、ハルツァーケーゼはその真逆。口に入れた瞬間何とも言えない匂いが鼻に抜けています。消毒薬や病院の匂い、と例える人が多いのですが、いずれにせよ食品についている匂いにしてはかなり異質でしょう。もともとヨーロッパ産のチーズは匂いが強いものが多いのですが、チーズの匂いは原料となるミルクを出していた牛やヤギなどの動物に由来するものが多いので、「動物園の匂い」に例えられることが多いのです。この匂いの元はおそらく原料である脱脂乳に由来するのでしょうが、初めての方は「とても呑み込めない」とギブアップすることも多いのです。まさに食に対する嗜好の違いを実感するチーズなんですね。

慣れれば美味しい?

しかし、ハルツァーケーゼはいわゆる「珍味」の類ではありません。南ドイツでは大人から子供まで幅広い年代に食べられているチーズです。といっても、そのまま食べるよりは、たっぷりの刻み玉ねぎと合わせてサラダにしたり、オイルとビネガーにつけて食べたり、パンに乗せて焼いて食べたりすることが多いようです。日本人にはなじみの薄すぎる味なので、食べなれれば美味しい、という意見もあり、何度か食べているうちに好きになる味なのかもしれません。また、初めてでも「美味しい」と思う方もいるようです。

チーズに味見は必見?

ハルツァーケーゼに限らず、ヨーロッパ産のナチュラルチーズは見た目はとても美味しそうだけれど、一口食べてみたら受け付けられなかった。というパターンが良くあります。ですから、チーズショップなどでは高価なチーズでも惜しみなく味見させてくれるのですね。一口味見をすれば好みの味かそうでないかがわかるので、高いお金を出したのに失敗した。と落ち込まずに済みます。しかし、オンラインショップでチーズを買った場合は味見ができません。チーズの中にはオンラインショップでしか手に入らないものも多いので、かなりの冒険ですよね。味見ができないチーズの場合は、レビューを見てみましょう。ハルツァーケーゼもネットショップでないと手に入れにくいのですがにおいや味についてもきちんと書かれています。

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