ゴルゴンゾーラマスカルポーネ

ふたつのチーズをドッキングさせて作られたチーズ「ゴルゴンゾーラマスカルポーネ」

ゴルゴンゾーラマスカルポーネ

チーズは製法によっては強いクセや匂いが生まれる食べ物です。好きな人にとってはその匂いやクセこそが美味しさの源なのでしょうが、味は好きなんだけれど、匂いやクセのせいで食べられない、という方も多いです。そこでこのチーズのようにふたつのチーズをドッキングさせてクセや匂いを和らげたものも最近は出てきたのです。

ふたつのチーズをドッキングさせて生まれた美味しさ。

ゴルゴンゾーラマスカルポーネはイタリアのロンバルティア州で主に製造されているまだ歴史の新しいチーズです。といってもゴルゴンゾーラもマスカルポーネもイタリアを代表する長い歴史があることはご存じのとおりですね。でもこの2つのチーズは正反対の味わい。マスカルポーネは日本でも一躍有名になったお菓子、ティラミスの原料でもある脂肪分の高いあっさりとした味わいのフレッシュタイプのチーズ。ゴルゴンゾーラはアオカビのシャープな辛みと強い塩味が独特の美味しさをかもしだすアオカビタイプのチーズです。
この2つのチーズを互い違いに層にして作られたのがゴルゴンゾーラマスカルポーネ。なんだか安直なネーミングのような気がしますが、ゴルゴンゾーラマスカルポーネはフレッシュタイプ、アオカビタイプふたつのチーズを組み合わせることで双方のチーズの美味しさがよりはっきりわかるようになっているのです。

お互いの短所もカバー

ゴルゴンゾーラもマスカルポーネも単独で人気の高いチーズですが、決して万人受けするチーズではありません。マスカルポーネは単独で食べると脂肪分が高すぎて後口が重く、「塩味の薄いバターをなめているようだ」と思う方もいるでしょう。また、ゴルゴンゾーラは強すぎる塩味とアオカビ独特の辛みが苦手、という方は多いようです。しかし、この二つをドッキングさせることで、ゴルゴンゾーラの強い塩味や辛みが和らぎ、マスカルポーネの重い後味がすっきりとします。ゴルゴンゾーラとマスカルポーネだからこそ、お互いの短所を補いあえるのであって、これが他のアオカビタイプのチーズやフレッシュタイプのチーズでしたら、どちらかのチーズの強さに負けてしまうでしょう。ゴルゴンゾーラマスカルポーネはマスカルポーネ60%に対しゴルゴンゾーラ40%の割合で作られていることが多いですが、会社によって微妙に異なるようです。何社か食べ比べをしてみて好みのものを見つけても良いでしょう。また、アオカビタイプのチーズの入門編としてもお勧めです。

ソテーをしたり洋ナシと合わせたりしても美味しい

ゴルゴンゾーラマスカルポーネは決してふたつのチーズをドッキングさせただけのものではありません。このチーズ独自の美味しい食べ方もたくさんあるのです。その代表的なものがキノコとのソテー。チーズとキノコを一緒に炒めるだけで、極上のおつまみができあがります。また、ヨーロッパではアオカビタイプのチーズがお菓子に使われることも多いのですが、日本人には塩味がきつすぎてあまり美味しさを感じられない、という方も多いようです。でも、このチーズはマスカルポーネが入っている分塩味が和らいでいて甘みとも会いやすいです。得にお勧めなのは洋ナシのコンポート。缶詰でもよいので、良く冷やしたゴルゴンゾーラマスカルポーネと共に食べてみましょう。新しい美味しさを味わうことができるでしょう。

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