ガレ・ド・ラ・ロワール

本当にウォッシュ!?とてもミルキーなチーズ「ガレ・ド・ラ・ロワール」

ガレ・ド・ラ・ロワール

ウォッシュタイプのチーズというと、美味しいけれど独特のクセがあったり匂いが強かったりと上級者向けというイメージがありますが、このチーズは見た目はまるでシロカビタイプのチーズ。ミルキーな味わいがクセになりますよ。

本当にウォッシュタイプ?と首をかしげたくなるチーズ

フランスのロワール地方で作られているガレ・ド・ラ・ロワールは、ウォッシュタイプのチーズです。「ガレ」とは小石の意味があり、ロワール川の小石をイメージして名づけられたのだとか。一個が260グラム程度あるので、小石というには少々大きすぎるような気がしますが、フランスでは数十キロのチーズも珍しくありませんからこれでも十分小石なのでしょうか。ガレ・ド・ラ・ロワールは分類上はウォッシュタイプですが、外見は真っ白でまるでカマンベールのよう。強烈な匂いもべたつきもありません。実はガレ・ド・ラ・ロワールは、ウォッシュタイプとはいえ水で数回表面を洗うだけなんです。一般的なウォッシュタイプのチーズが強烈な匂いをもち、納豆のようなべたつきがあるのは塩水やお酒で表面を何度も洗うからなのですね。

ミルクの旨みを濃縮したような味

ガレ・ド・ラ・ロワールは生乳に生クリームを添付するダブルクリーム製法で作られたチーズです。ですから見た目はカマンベールにそっくりでも、はるかにコクがありまるでミルクの旨みを濃縮したような味わいです。もっちりとした舌触りはまるでつきたてのお餅のようで、「牛乳でお餅を作ったらきっとこんな風になるに違いない」と思います。塩味はそれほど強くないので、ジャムやはちみつ、ドライフルーツといった甘みを添えても美味しく召し上がれるでしょう。とても優しい味わいなので、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層にお勧めです。とろりとした口どけを味わっていただくには、食べる30分ほど前に室温に出しておくのがポイント。でも出しすぎるとトロトロになってしまいますので、時折触って様子を確かめて見てくださいね。表皮はごくわずかにカビが生えている程度なので、中身と味わいがほとんど変わりません。切り取ったりせずにそのままお召し上がりください。

ロゼワインやスパークリングワインと合わせて

ガレ・ド・ラ・ロワールは脂肪分の高いこってりとしたチーズですので、どっしりとした力強いワインよりも後口が軽やかなワインのほうが相性が良いでしょう。甘いワインとも良く合いますので、軽めのロゼワインやスパークリングワインがお勧め。とくにスパークリングワインは炭酸の効果で時には重くなりがちなチーズの後味がさっぱりとしますよ。
また、そのままつまんで食べても良いのですが、パンやクラッカーにバターのように塗って食べるのもお勧め。おつまみにするのならばそのまま、食事ならばレタスやトマトなどの野菜を添えれば立派な朝食の一品になります。時間はないけれどしっかり食べたい、という日にはぴったりですね。また、歴史の新しいチーズですので、大きさの割には買いやすいお値段になっています。チーズ専門店でなくても輸入食品を多めに扱っているスーパーなどでも手に入りますよ。このチーズは乾燥が大敵です。封を切ったらできるだけ一度で食べきってしまいましょう。

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