フレッシュタイプチーズ
そのまま食べてもよし、調理してもよし、フレッシュチーズの魅力
フレッシュチーズとは、熟成をさせないチーズです。作り方はとても単純で、
生乳に酵素や乳酸菌を加える。 ► 固めて水分を抜く。
これでもう出来上がり。これ、何かの作り方に似ていると思いませんか?そうです、お豆腐です。動物性か植物性かの違いはありますが、タンパク質を凝固させ水分を抜くという過程は同じです。そしてやはりできたてのチーズはほわほわして柔らかくあっさりとしていて、コクのあるお豆腐といった感じだそうです。フレッシュチーズにもいくつかの種類がありますが、共通しているのはクセのなさ。ですからそのまま食べるのはもちろんのこと、料理やお菓子の材料として使われることが多いのです。
お菓子作りで使われるフレッシュチーズ
お菓子作りに使われるといえば、クリームチーズとマスカルポーネです。クリームチーズからはチーズケーキが、マスカルポーネからはイタリア料理のデザートでおなじみのティラミスがそれぞれ作られます。このふたつには不思議な共通点があるのですがお分かりになるでしょうか?それは、これらのチーズで作られたお菓子が日本中に大ブームを巻き起こしたことです。1970年代におきたチーズケーキブームは、日本人がチーズに親しむきっかけを作りましたし、1980年代後半に起きたティラミスブームをきっかけに、イタリア料理が日本に根付きました。今もクリームチーズは製菓用にと買っていく人が多いのですが、最近ではベーグルにスモークサーモンと一緒に挟む食べ方もすっかり定着しました。また、2013年夏にはタカナシ乳業がマスカルポーネを使ったレシピコンテストを開催しています。これからもこの2種類のチーズはいろいろな食べ方が考案されそうです。
料理に使われるフレッシュチーズ
料理に使われるフレッシュチーズといえば、モッツアレラチーズでしょう。水牛の乳から作られるチーズで、マルゲリータピザやトマトとバジルを一緒に使ったカプレーゼというサラダはあまりにも有名です。はっきりとした味がないので、鰹節をのせ、お醤油をたらしてもおいしくいただけます。また、カッテージチーズも良く料理に使われます。脂肪分が少ないので、赤ちゃんの離乳食にも利用されているのですよ。さらに、カッテージチーズは作り方が非常に簡単で、家庭でも簡単に作ることができます。材料は牛乳とお酢、またはレモン汁だけ。作り方は温めた牛乳にお酢かレモン汁を加え固まってきたら水分を濾す。これだけなんです。興味がある人は一度挑戦してみてください。
そのまま食べてもおいしいフレッシュチーズ
ブルサンはフレッシュチーズにガーリックやペッパーのフレーバーを加えたチーズ。フランスのベル社のものが日本で有名ですね。これはパンに塗ったり、ワインのおつまみにしたりといろいろな楽しみ方ができるチーズです。意外なことに日本酒や焼酎にも合うんだとか。大手デパートや大きめのスーパー。通販などでも手軽に手に入りますから食べたことのある方も多いのではないでしょうか。
まだまだあります、フレッシュチーズ
さて、有名なフレッシュチーズをいくつか紹介してまいりましたが、世の中にはまだまだたくさんのフレッシュチーズが存在します。世界最古のチーズと呼ばれる、フェタ。フレッシュチーズにしては長期間楽しめるペライユ。まるでヨーグルトのようなフロマージュ・フレなどなど。昔は保存期間の関係で手に入りにくいものでしたが、今では通信販売などで手に入るものも多くなりました。ぜひいろいろ食べ比べてみて自分好みの味を見つけてみてくださいね。