エクスプロラトゥール

トリプルクリームの草分け的存在 エクスプロラトゥール

エクスプロラトゥール

脂肪分が70%を超えるチーズのことを「トリプルクリーム」と言いますが、エクスプロラトゥールはその草分け的存在です。

探究者の名前を持つチーズ

エクスプロラトゥールとは、フランス語で「探究者」という意味です。ブリー・ド・モーなどフランスを代表するチーズを生産しているイル・ド・フランス地方が生まれ故郷。牛の生乳に生クリームを加えたて作るチーズを「トリプルクリームタイプ」と言い、第二次世界大戦後に生産が増大した新しいタイプです。エクスプロラトゥールはその中でも草分け的な存在。濃厚な風味ととろけるような舌触り特徴です。

シロカビタイプだけれど

エクスプロラトゥールはチーズの種類でいうと、白カビタイプのチーズになります。しかし、熟成が若い時はほとんど白カビがありません。トリプルクリームタイプのチーズは脂肪分が75%以上もあるので、味よりもこってりとしたコクと滑らかな舌触りばかりが際立ちがちですが、エクスプロラトゥールは、チーズらしい旨みとしっかりとした酸味が感じられます。また、トリプルクリームタイプは、食べやすさを第一に考えられ、熟成が進まないものも多く「食べごろを気にしないチーズ」と言われています。しかし、エクスプロラトゥールは、熟成が進むと白カビがびっしりと生えそろい、ややクセのある旨みと塩味が増してきます。フレッシュチーズにそろそろ慣れてきて、ちょっと個性的なチーズを試してみたい、という人にお勧めです。

半分は若いうちに、半分は熟成をさせてから

エクスプロラトゥールは一個が125g~250gと、少し大きめのチーズです。脂肪分が高いので、中々一度で食べきる、というわけにはいかないでしょう。そこで、半分に切って、一方を若いうちに、もう一方をじっくりと熟成させてから味わう、そんな楽しみ方もお勧めです。同じチーズなのに時間の経過によって味がここまで変わってくるのか、と驚くかもしれませんね。

エクスプロラトゥールの楽しみ方

エクスプロラトゥールは脂肪分が高いこってりとしたチーズなので、そのまま食べると後口がやや重たく感じられます。そこで、お勧めなのがチーズの果物添え。リンゴやブドウなど酸味が強い果物と一緒に食べると、後口がさっぱりして次の一口が美味しくいただけます。よくチーズをクラッカーに乗せて食べますが、クラッカーの代わりにリンゴの薄切りの上にチーズをのせるのもお勧めです。また、販売店によってはドライフルーツとチーズをセットにして売っている所もありますので、合わせて買ってみても良いでしょう。
また、バターの代わりにトーストに塗るとリッチな朝食の一品にもなります。
ワインと合わせるならば、フレッシュなうちはシャンパンやフルーティな赤ワインを。熟成したものならば、しっかりした味の赤ワインか辛口の白ワインがお勧めです。

出すタイミングに注意

エクスプロラトゥールは、脂肪分が高いので室温に長く放っておくとトロトロに溶けてしまいます。また、水分が出やすいチーズですので、切る前に水分を拭き取るのが美味しく食べるコツです。輸送条件によって白カビが生えそろっていたり、まだまばらだったりすることがあるので、お店で買う時は一個一個手に取って好みの熟成状態のものを求めるとよいでしょう。

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