エダム

オランダを代表するチーズ「エダム」

エダム

オランダはヨーロッパでも有数のチーズ大国です。その中でもゴーダと並んで有名なのがこのエダム。日本でも比較的早く輸入され始めたヨーロッパ産のナチュラルチーズで食べやすいのが特徴です。

赤玉と呼ばれるチーズ

オランダの北部で作られている牛の生乳を原料に作られているエダムはハードタイプのチーズです。ゴーダと並んでオランダを代表するチーズといわれています。一見するとゴーダとそっくりなので「どっちがどっちだったかな」と迷う人も多いですが、エダムのほうは外皮に赤いワックスがかけられています。そのため日本では「赤玉チーズ」などともよばれているのです。カットされたリンゴのような形で販売されていることが多いのでリンゴのようなハードチーズを見かけたらエダム、と覚えておきましょう。ちなみにこの赤いワックスは輸出用のチーズのみに施されるそうです。

脱脂粉乳を使ったさっぱりとした美味しさ

エダムは原料の一部に脱脂粉乳が使われています。ですから一般的なハードタイプのチーズが50%~60%の脂肪分なのに対し、エダムの脂肪分は30%~40%と低いのが特徴です。「チーズはおいしいけれど、脂肪分が高いので太るのが心配」という方でも安心ですね。また、エダムはチーズダニというダニの一種の力を借りて発酵させるのも特徴です。
ダニ、というとあまり気持ちの良いものではありませんが、ミモレットなどもチーズダニを使って発酵させますし害虫のダニとは全く違う種類ですので安心してください。

若い時は薄くスライスして、熟成が進んだらすりおろして

エダムは最長で2年間熟成をさせるチーズです。そこまで熟成させるとチーズは岩のように硬くなり、アミノ酸が結晶化してじゃりじゃりとした舌触りになります。ここまで熟成されたものはそのままでは食べづらいので、すりおろしてスープやパスタサラダなどの風味づけとして使われます。日本には粉の状態で輸入されることも多く、一昔前は粉チーズといえばパルジャミーノ・レッジャーノではなく、このエダムのことをさしたそうです。若いうちは水分が残っていてモッチリとした舌触りですので、薄くスライスしてそのまま食べたり、パンに挟んでサンドイッチの具にしたりと幅広い楽しみ方ができます。脂肪分が少ない分さっぱりとしたクセのない味なので、お子様からお年寄りまで食べやすいチーズなので、日常使いには最適ですね。

ヨーロッパのナチュラルチーズの中では早めに紹介されたチーズ

チーズといえばプロセスチーズのことだった日本で、一番最初に紹介されたヨーロッパのナチュラルチーズがエダムやゴーダなどのクセのないハードタイプのチーズです。それでも昔はあまり普及することなく、高級スーパーに少量置かれたり、おつまみとしてバーで出される程度でした。しかし今は日本人の味覚も変化し、エダムチーズは普通のスーパーでも気軽に手に入れることができるようになりました。チーズショップで買うようなナチュラルチーズに比べると値段も安いので、いろいろな楽しみ方ができるのもうれしいですね。日本ではそのまま食べたり、パンに乗せたりして食べられていますが、本場オランダではお菓子の材料にされることも多いんですよ。興味がある方はぜひ調べてみてください