ゾレット

森林の香りがするシロカビタイプのチーズ「ゾレット」

ゾレット

チーズの中には熟成させるときにワインの搾りかすに漬けたり葉っぱでまいたりして別のものの香りを移させるものもあります。ゾレットはモミの葉を乗せて熟成させました。爽やかな森林の香りとチーズの甘みが口の中に広がります。

山のチーズだけれども

スイスのヴォ―州で作られている牛の生乳を原料としたゾレットは、シロカビタイプのチーズです。チーズを作る工房が標高1000m以上のところにあるそうですから、山のチーズといっていいかもしれません。山のチーズというとセミハードやハードタイプのチーズが多いですので、シロカビタイプのチーズは珍しいですね。シロカビタイプのチーズというと日本ではカマンベールが有名ですので、手のひらにのるような小さいサイズのチーズをイメージされる方も多いと思います。しかしゾレット1個の重さは堂々の1.6キロ。まるのままの画像をみるとケーキのようです。販売されるときは100グラム単位にカットされて販売されます。

モミの木の葉を乗せて熟成

ゾレットの最大の特徴はモミの木の葉を乗せて熟成させることです。モミの木というとクリスマスツリーで有名ですが、改めて葉っぱの匂いを嗅いでみると鮮烈な緑の香りが胸いっぱいに広がります。実はモミの木の葉は入浴剤や精油にも利用されるくらい香りが強いので、チーズにつけても大丈夫だろうか?と思いますがスイスの大自然の中で育った良質の牛の無殺菌生乳は、葉の香りに負けていません。口の中で広がる爽やかな香りと凝縮されたミルクの甘さを楽しんでください。チーズ自体はそれほどくせがなく、初心者にも食べやすい味ですが、熟成をさせ過ぎると白カビチーズ独特の苦みやエグミが出るようですので、クセのあるチーズが苦手な方は熟成が若いものを選びましょう。

赤と白どちらのワインとも相性が良い

ゾレットは赤と白どちらのワインにも合わせることができます。ただし、チーズのほうに香りがついていますので、繊細な香りを楽しむようなワインよりは気軽に楽しめるテーブルワインのほうがワインの風味を損ねることがありません。ゾレットに限らずシロカビタイプのチーズは、料理に使うよりもそのまま食べる方がチーズの美味しさを味わうことができますが、少々塩味が強いのでクラッカーに乗せて食べても良いでしょう。冷蔵庫から出してすぐに切り分けるよりも、室温に30分ほど置いて柔らかくなってからのほうが食べごろです。

中心部を押せば熟成期間が分かる?

ゾレットだけでなく白カビタイプのチーズは熟成によって味が変わってくるものが多いです。「でも、どのくらい熟成されているのか分かりにくい」という場合はチーズの中心部にそっと触れてみましょう。チーズショップなどで試す場合は強くおすと商品が傷んでしまうから気を付けてください。中心部に硬い芯があったらまだ若いチーズの証拠。中心部まで柔らかかったらだいぶ熟成が進んでいる証です。これで簡単にチーズの熟成度を知ることができますね。ネットショップの場合は製造年月日が書いてある場合はそれから熟成期間を推測するとよいでしょう。熟成期間も製造年月日も書いていない場合は、販売元に問い合わせてみる、という方法があります。熟成度が進みすぎて苦みが出てしまった場合は中心部のみ食べるとエグミが少ないです。

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