コルシカ

ヒツジのチーズの名産地の名前が付けられたチーズ「コルシカ」

コルシカ

イタリアのすぐ近くにありながら、フランス領であるコルシカ島。ここはローマ時代から牧羊が盛んで、ヒツジやヤギのチーズの名産地として名高いです。そんなコルシカ島の名前をそのまま付けられた「コルシカ」チーズ。万人向けの味わいが特徴です。

ヒツジのチーズの名産地、コルシカ

日本人にはコルシカというとナポレオンの出身地というイメージが強いですが、コルシカ島はローマ時代からの牧羊が盛んな島なのです。当然チーズ作りも盛んでヒツジの生乳を原料としたチーズが何種類も作られているのです。そんなコルシカ島の名前をつけられたシロカビタイプのチーズがコルシカ。もちろん原料はヒツジの生乳です。ヒツジのチーズの名産地として名高い島の名前を付けられたチーズなんだから、さぞかし特徴のある形や味をしているのでは?と思う方もいるかもしれませんが、コルシカの外見はフランスのカマンベールそっくりで、味もこれといった特徴はありません。牛の生乳で作られたもの良り若干コクがあって硬い、くらいでしょうか。いったいなぜこんな特徴のないチーズに「コルシカ」と名前を付けたのか首をかしげたくなる人もいるかもしれませんね。

島外の人向けのチーズ

ヨーロッパのナチュラルチーズを何種類か食べたことのある方はわかってくださると思いますが、チーズというのは決して万人向けする味ばかりではありません。元々は保存食ですから、味よりも日持ちが第一に考えられてきたのです。ですから、ものによっては塩味がきつかったり、発酵が進みすぎて辛みや酸味が強すぎたりするものもあるのです。地元の人はそれを長年食べなれているので辛みや酸味、塩味の奥にある旨みを感じ取ることができるのでしょう。また、チーズの中には逆にできたてこそが美味しく、保存ができない。もしくは保存したら味が落ちる。というものもあるのです。現在はチーズの需要が世界中で高まり、外国に輸出されることも珍しくなくなりました。「コルシカ」はそんな島外の人向けに「コルシカ島ではこのようなヒツジのミルクを原料としたチーズを作っているのですよ」という一種の宣伝をするためのチーズなのです。ですからできるだけ多くの人に美味しいといってもらえるように、際立った個性がないチーズなのですね。

気軽なテーブルチーズとして

しかし、目立った個性のないチーズがよくない、というわけではありません。むしろ毎日食べるなら個性が強すぎるチーズよりもよいでしょう。コルシカはシロカビタイプのチーズですが、日本でおなじみのカマンベールよりもかなり固い仕上がりになっています。チーズの硬さだけ見るとセミハードチーズ、といったほうが良いかもしれません。ヒツジのミルクは牛のものよりも脂肪分が高く、ねっとりとした舌触りが特徴のチーズになります。
また、牛のミルクにはあまり感じられない獣臭がするのですが、コルシカではそれがほんの少し感じられる程度なのです。ですからヒツジのチーズが初挑戦という方にとってもお勧めなのですね。そのまま食べるだけでなく、薄く切ってサンドイッチの具にするのもお勧めです。牛の生乳が原料のチーズよりもコクがありますから、ハムやソーセージなどの味の強いものと合わせても負けませんよ。

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