コンテス ドゥ ヴィッシー

伯爵夫人という名前を持つ純白のチーズ「コンテス ドゥ ヴィッシー」

コンテス ドゥ ヴィッシー

フランスのチーズは、地名や村の名前をそのまま付けるものが多いですが、このチーズは「伯爵夫人」という名前がついています。純白の表皮とエセピアの香ばしい香りは確かに素朴な保存食としてのチーズとは一味違う洗練された雰囲気を纏っていますね。

温泉の街で作られているチーズ

フランスのオーヴェルニュ地方アリエ県ヴィッシーで作られているコンテス ドゥ ヴィッシーは、シロカビタイプのチーズです。ヴィッシーといえば美しい川と森に囲まれ豊富な温泉がわき出る保養地として有名ですね。コンテスとは伯爵夫人という意味で、「コンテス ドゥ ヴィッシー」でヴィッシーの伯爵夫人となるのです。とてもロマンチックで高貴な雰囲気の名前ですね。

洗練された味と香り

コンテス ドゥ ヴィッシーは無殺菌の牛の生乳に生クリームを加え、エセピアというモミの木の樹皮を巻いて熟成させます。出来上がったチーズは真っ白なカビに覆われて、木の香りがほんのり移りとても上品。また、生クリームが加えられているので、無殺菌乳のまろやかな旨みとコクが合わさって濃厚な味に仕上がっています。昔ながらの製法で作られた保存食としての山のチーズの素朴な美味しさとは正反対のゴージャスで華やかな美味しさはまさに伯爵夫人の名にふさわしいですよ。脂肪分が高いせいか、熟成が進むにつれてトロトロになっていきます。その場合はウォッシュタイプのチーズのように表皮の上だけ切り取ってスプーンですくって召し上がってください。

脂肪分が高いと食べやすい?

シロカビタイプのチーズはカマンベールチーズに代表されるように、日本人にも比較的食べやすいマイルドな味わいです。でも、乳製品を食べなれていない方や味覚が鋭敏な子供などは、独特の苦みが嫌いという方も多いようですね。しかもこれは日本にかぎっ子とではなく、アメリカやヨーロッパでも昔ながらの伝統的な作り方をしたチーズの味が苦手という方も増えているそうです。そんな人々のよう脳に応えてか第二次世界大戦後に新しく作られたチーズの多くが生乳に生クリームを添付したダブルクリーム、トリプルクリームという製法がとられています。脂肪分が高いほどチーズは滑らかな舌触りになり、コクのおかげで苦みや酸味といったいわゆる「クセのある味」が感じられなくなります。コンテス ドゥ ヴィッシーも同じシロカビタイプのカマンベールよりもさらに滑らかな舌触りで濃厚な味わいになっていますので、カマンベールが苦手という方でも美味しく食べることができます。

スパークリングワインで後味すっきり

しかし、脂肪分の高いチーズはその分後味が重くなりがち。それを解消してくれるのがスパークリングワインなのです。炭酸の泡やさっぱりとした味がチーズを食べた時に感じる重い後味を洗い流してくれるのですね。チーズには赤ワインというイメージが強いですが、コンテス ドゥ ヴィッシーをはじめとする脂肪分の高いチーズはぜひ白のスパークリングワインを合わせてみましょう。また、トロトロになったチーズをキュウリやセロリなどの野菜のスティックにつけて食べても、重くなりがちな後味がすっきりとするでしょう。こちらはお酒の飲めない方やお子様にお勧めの食べ方です。

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