クラヴァ

白カビに覆われたヤギのミルクから作られたチーズ「クラヴァ」

クラヴァ

日本ではシロカビタイプのチーズというとカマンベールが有名ですが、ヨーロッパのシロカビタイプのチーズは種類も豊富で原料の生乳も牛のものだけではありません。クラヴァはヤギのミルクから作られたシロカビタイプのチーズ。とってもおしゃれな味わいです。

方言でヤギの名前を持つチーズ

クラヴァはイタリアのピエモンテ州でオッチェリ社というメーカーが生産しているチーズです。ちなみにクラヴァというのはピアモンテ州の方言で「ヤギ」という意味です。村や州の名前が付けられるチーズが多い中では珍しいですね。イタリアのチーズというと、パルジャミーノ・レッジャーノのようなハードタイプのチーズが有名ですが、シロカビタイプのヤギのチーズのような変わり種も人気があるのですね。

フランス産のシェーブルタイプと比べると?

日本で手に入るヤギの生乳を原料としたシェーブルタイプのチーズの多くがフランス産のものです。また、シェーブルタイプのチーズは酸味が強く、匂いや味に独特のクセがあり、食べる人を選ぶチーズというイメージがあります。でもこのクラヴァは原料となるヤギのミルクからして、とても飲みやすいものなんだとか。(ヤギのミルクを飲んだことのある方は少ないかもしれませんが、一般的にヤギのミルクは牛のものと比べて匂いが強く飲みにくい、という方も少なくないそうです。)飲みやすいミルクから作られたチーズならば、食べやすいのは当然かもしれませんね。また、ヤギのミルクは牛のものと比べて脂肪分が少ないため、チーズにするとポロポロぼそぼそとした独特の舌触りのものが多いです。でも、クラヴァはとってもクリーミイ。何も知らずに食べたらヤギのチーズだとは分からない方も多そうです。

季節によって味が変わる?

ヤギは牛よりもミルクを出す期間が短く、毎年春~秋の終わりのころまでしか搾乳ができません。最近は冷凍技術が進んだため、冬でも冷凍した生乳でチーズ作りが可能ですが、それでも原材料にこだわったチーズですと冬~翌年の春にかけては品薄の状態が続きます。ですからクラヴァに限らず美味しいシェーブルタイプのチーズが食べたいな、と思ったらできるだけ春~秋までにチーズを買ってみましょう。ヤギのチーズは熟成期間も長くありませんので、搾乳できる季節に一番おいしいチーズが出回るものが多いです。

手に入れるには物産展などがねらい目

シェーブルタイプのチーズが大好き、という方は日本ではまだまだ多くありません。ですから、チーズショップなどでも取り扱っている種類が少ないですね。特にクラヴァのように特定のメーカーだけが作っているチーズとなると、常時置いてあるチーズショップはとても少ないでしょう。そこでねらい目なのがデパートなどで開催されている物産展。色々な企業が集まりますので、クラヴァも売っている可能性が高いですよ。クラヴァはシェーブルタイプのチーズにしては珍しく、赤ワインにも良く合います。運よく巡り合ったらピエモンテ地方の赤ワインなどとご一緒にいかがでしょうか。100グラム1000円前後、とそれほど高くなく、小分けして売られていますから「ちょっとだけ試してみたい」という方にもお勧めです。一度開封したらできるだけ一回で食べきってくださいね。

この記事を読んだ方におすすめの記事はコチラ