チット

ヤギのミルクから作ったクリームチーズ?「チット」

チット

日本でもだいぶ手に入れやすくなったヤギのミルクから作られたシェーブルチーズですが、独特のクセや匂いが苦手、という方も多いでしょう。でもチットは熟成をほとんどさせないヤギのミルクから作られたクリームチーズといった感じのものです。匂いもクセもほとんどありません。

小さい、という名前を持つチーズ

イタリアのピエモンテ州で作られているヤギの生乳を原料としたチットはシェーブルタイプのチーズです。チット、というのはイタリアで「小さい」という意味。その名が示す通り、チットは一個60グラムしかない小さなチーズです。チットは紙に包まれて木箱に収められて出荷されるのですが、その様子はまるでお菓子のようです。シェーブルタイプのチーズというと、独特の匂いやクセがあって苦手という方が多いのですが、チットは新鮮なヤギのミルクで作られ、熟成期間も置かないので匂いもクセもあまりありません。さっぱりとしたクリームチーズのような味わいで、シェーブルタイプのチーズの初心者でも美味しく食べることができるでしょう。

前菜にしてもデザートにしても

日本では一部を除いてチーズはおつまみにしたり食事として楽しむことが多いでしょう。しかし、ヨーロッパではジャムやはちみつなどの甘みを添えてデザートとして食べることも多いのです。塩味と甘い味の組み合わせは日本人にはあまりなじみのない味ですが、チットは塩味も薄く、酸味もあるためにヨーグルトを固めたような感じがして甘みと合わせても違和感がありません。ですから、塩と胡椒を振ってサラダのトッピングにしても、ジャムやはちみつを添えてデザートにしても美味しく食べられるでしょう。使い道の広いチーズですよ。

気軽に買えるのも魅力

ヨーロッパには星の数ほどのチーズがあり、日本でも色々な種類のチーズが手に入るようになってきました。チーズショップを覗いていたらあれもこれも食べたくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。しかし、ヨーロッパ産のナチュラルチーズはどれもよい値段がして、気軽に買えるというものではありません。しかし、チットは小さいからでもありますが、一個当たり650円とお買い得です。また、食べきりサイズなので保存に失敗してがっかり、ということもないでしょう。ただし、イタリアから日本へ空輸されてくる時点でそれなりの日数がたっているのですから、買った後はできるだけ早く食べきってしまうことがおいしさをそこなわないこつなのです。

ヤギのチーズには旬がある

チーズは元々保存食ですから、できたあと何年もたって食べるということも珍しくありません。しかし、フレッシュタイプのチーズは熟成をさせないタイプですので、新鮮さが命です。また、ヤギのミルクは牛のものより出回る時期が短いのですよ。牛がほぼ1年ミルクを出すのに対し、ヤギのミルクは春先から秋までしかでません。子ヤギはこの間に乳離れをするのですが、シェーブルタイプのチーズも本来はこの時期にしか作られないものだったのです。今は冷凍技術の発達により、1年を問わずにチーズが作られていますが、やはりおいしいチーズを味わいたいと思ったら、春~秋に作られたチーズを買い求めましょう。特に熟成をさせないチーズほど味が変わってきます。

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