チェシャー

イギリス最古のチーズ「チェシャー」

チェシャー

チェシャーチーズというとロンドンにあるパブの名前を連想する方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にチェシャーというチーズは存在していて、しかもイギリス最古の歴史を持つチーズなんですよ。

最古の歴史を持つチーズ

チェシャーは別名チェスターとも呼ばれ、イギリスのチェスター州で作られている牛の生乳を原料としたチェシャーはセミハードタイプのチーズです。ちなみにチーズの名前は州の名前にちなんでいるのですね。イタリアのパルジャミーノ・レッジャーノを意識して作られた「オールドウィンチェスター」というチーズもありますが、それとは全く別物のチーズです。このチーズが作られ始めたのは11世紀のこと、イギリスで最も古い歴史があるといわれているんですよ。ちなみにチェシャーは白、赤、青色のものが作られているそうで、これはユニオンジャックを表わしているそうです。日本に入ってきているものは白い色がほとんどなのですが、イギリスへ行けば赤や青のものもお目に書かれるかもしれません。

しっかりと効いた塩とかすかな酸味

歴史あるチーズというのは保存のために塩味が強いものが多いのですが、チェシャーもしっかりと塩が効いています。しかしこの塩は製造過程でくわえられたものだけではありません。実はチェシャーの原料である生乳を生産する牛はイギリス北西部の海岸付近の牧草地で育てられています。潮風に常にさらされている牧草は自然に縁部鵜を多く含むようになり、それを食べた牛から絞ったミルクも塩分が強いのだとか。本当?と思いたくなる要は話ですが、食べるものによってミルクの味、引いてはチーズの味が変わってくるというのはヨーロッパでは定説です。ですから食べる餌を限定したチーズなどもつくられているのですね。また、ヤギの生乳から作られたシェーブルタイプのチーズのようなほのかな酸味も感じられます。決して華やかな味ではありませんが、毎日食べても飽きないような素朴な美味しさがあります。

食事として食べたいチーズ

チェシャーはビールのおつまみとして食べても美味しいですが、オムレツの中に入れたりホットサンドにしたりと熱を加えて食べても美味しいです。ビールに合うお酒といえばワインがイメージされますが、イギリス産のチーズはワインよりもビールやウィスキーに合うものが多いような気がします。チェシャー自体に目だったクセや強い匂いはありませんから、日本酒と合わせても美味しいかもしれません。チーズ自体にかなりの塩気がありますので、使う場合は他の調味料を控えめにしてチーズの塩気で味を付けるのが良いでしょう。イギリスではテーブルチーズとして愛用されているので、冷蔵庫に必ずこのチーズが入っている、というご家庭も多いとか。ちょっと料理のコクが足りないな、という時にこのチーズをかけるとぐんとおいしくなることも多いんですよ。洋食だけではなく和食や中華にも使ってみるとおもしろいかもしれませんね。

乾燥に注意

チェシャーはセミハードタイプのチーズですから、ハードタイプのチーズよりも水分が残っています。使い残した場合はしっかりと封をしないと切り口から乾燥して風味が落ちてしまうので気を付けてください。買ってきた日は普通に食べて、残って少し乾燥してしまったというものは熱を加えると食べやすくなるでしょう。

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