カンボゾーラ

シロカビの中にアオカビが生えたチーズ「カンボゾーラ」

カンボゾーラ

ヨーロッパのナチュラルチーズは何百年も同じ製法を守り続けるものがある一方で、新しい技術を取り入れた新作のチーズを毎年のように造りだしています。カンボゾーラは1970年代に作られた新作チーズの中でも知名度が高いチーズです

シロカビに包まれた外皮だけれど

ガンボゾーラはドイツ全土で作られている牛の生乳を原料としたチーズです。ガンボゾーラとはちょっと変わった名前ですよね。ドイツ語ではありません。ガンボゾーラの表面は真っ白なカビで覆われていて一見するとシロカビタイプのチーズのように思われますが、ナイフを当てると断面には点々とアオカビが生えているのが見えます。実はガンボゾーラとは「ゴルゴンゾーラ」と「カマンベール」を組み合わせた造語なのです。1970年代に作られた新作のチーズの中では世界的に有名なもので、これより小ぶりなサイズのものが「ヴァヴァリアブルー」と呼ばれています。

脂肪分の多いねっとりとした味わい

ガンボゾーラはアオカビタイプのチーズとシロカビタイプのチーズの良いところをかけ合わせたチーズです。ゴルゴンゾーラはピリッとした辛みが特徴の大人の味ですが、独特のクセや匂いが強く食べなれるまでに時間がかかります。カマンベールはくせがなく穏やかな味わいですが、チーズ好きの方には今ひとつ物足りなさを感じることもあるでしょう。カマンベールのまろやかさとゴルゴンゾーラの刺激を同時に味わえるのがこのチーズの特徴です。また、ゴルゴンゾーラやカマンベールの脂肪分が45%~50%なのに対し、ガンボゾーラの脂肪分は60%~70%もあります。これだけ脂肪分が多いと舌触りがかなり滑らかになり、アオカビタイプのチーズ独特な匂いや辛みを感じにくくなります。クリーミーなチーズが大好きな方はもちろんのこと、アオカビタイプのチーズの入門編としても最適です。

熟成度によって変わる味わい

ガンボゾーラは熟成が進むと内部のアオカビが増えてきます。アオカビが増えればアオカビタイプのチーズ独特の辛みや刺激が強く感じられるようになるでしょう。逆に熟成が若ければ、ちょっと変わった風味のシロカビタイプのチーズ、くらいの味わいなのです。ですから、アオカビタイプのチーズの風味もしっかりと味わいたいという方は熟成度合いが進んだものを、逆にアオカビタイプのチーズが苦手という方は熟成が若いものを選ぶとよいですね。

スパークリングワインに合わせてみよう

脂肪分が70%近くあるチーズは濃厚なうまみがある反面、後味がしつこくなりがちで単体ではたくさん食べることができません。そこでお勧めなのがスパークリングワイン。炭酸のさっぱりとした風味がしつこくなりがちな後味を洗い流してくれるのです。今はやりの発泡性日本酒と合わせてもよいですが、その場合はできるだけ辛口のものを選びましょう。パクパクと量を食べるチーズではありませんが、おいしいスパークリングワインが手に入ったときのおつまみとしては最高です。もうちょっとさっぱりと食べたい、という場合はキュウリやセロリなどの野菜スティックにつけて食べてもよいでしょう。お酒が苦手、という方はレモン風味の炭酸入りミネラルウォーターと食べても後口がさっぱりとします。

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