ブルー・デ・コース

ロックフォールの牛乳版?ブルー・デ・コース

ブルー・デ・コース

ブルーチーズの王様と言われるロックフォールはヒツジの生乳が原料ですが、こちらのブルー・デ・コースは牛のミルクから作られているんです。

ロックフォールの牛乳版

世界三大ブルーチーズのひとつと言われるロックフォール。これは今ではヒツジの生乳だけで作られていますが、これは1925年に作られたロックフォールの法令によって原料から作り方まで定められたためです。法令ができる以前は、ロックフォールは牛やヒツジ、時にはヤギの生乳を混ぜて作られることもあったのです。このブルー・デ・コースはロックフォールと同じフランスのルエルグ地方で生産され、作り方もほとんど同じです。いわばロックフォールの牛乳版と言えるでしょう。

洞窟の中でじっくり熟成

ロックフォールというと、洞窟の中でじっくりと熟成させるのが特徴ですが、ブルー・デ・コースも同じように石灰岩地域にある自然の洞窟の中で熟成させます。洞窟内は「フロリーヌ」と呼ばれる隙間風が常に吹くことで、高い湿度と低い温度を保ち続け、チーズについたアオカビの生育を助けてくれます。ちなみにこのアオカビもロックフォールと同じ、パンから採取した「ペニシリウム・ロックフォルティ」が使われています。

とろけるような舌触りが特徴

ブルー・デ・コースは脂肪分由来の甘みととろけるような舌触りが特徴です。熟成が進むにつれて男性的なシャープさが出てきますが、味わいはまろやかでロックフォールよりも食べやすい、という意見もあります。ロックフォールと食べ比べてみるのもおもしろいかもしれません。初心者はまだ若いうちに食べたほうがアオカビ特有のピリッとした風味が少なくて食べやすいでしょう。逆にナチュラルチーズが大好き、という方は少し寝かせておいて熟成が進んだ頃が食べごろです。尚、チーズの熟成が進んでいくと、表皮がまるで納豆のように粘ついてきますが、チーズ自体の品質には変わりがありません。厚くむいてお召し上がりください。

甘口の赤ワインに合わせて

ブルーチーズは甘口の赤ワインとの相性がぴったり。チーズの持つシャープな辛みをワインの甘さが優しく受け止めてくれます。甘いのが苦手というかたはフルボディノ赤ワインと合わせても美味しいでしょう。そのまま食べる他に、ケーキにしたりパスタソースにしたりとアオカビチーズは意外と使い道が広いのです。

一度はやりたい食べ比べ。

ブルー・デ・コーデのようにロックフォールをお手本にしてつくられたアオカビタイプのチーズというのはほかにもいくつかあります。「ブルー・ドーヴェルニュ」や「フルム・ダンベール」などが代表例でしょう(※フルム・ダンベールは使われているアオカビが同じだけだという説もあります)チーズ好きならぜひやってみたいのがこれらのチーズの食べ比べ。同じアオカビタイプのチーズで、同じような作り方をしてもひとつひとつ風味が微妙に違うのですね。アオカビチーズのタイプばかり一度に買い込むのは消費が大変ですし、値段も嵩みますが、同じような趣味を持つ方と共同購入してみる、という手もあります。また、最近ではチーズショップでも「食べ比べセット」と称して複数のブルーチーズをセット販売してくれているところもありますよ。

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