ブルー・デ・バスク

くせのあるチーズが大好きな人向け「ブルー・デ・バスク」

ブルー・デ・バスク

ヒツジの生乳を使ったフランス産のアオカビタイプのチーズ、といえばロックフォールが世界的に有名ですね。でも、チーズ大国フランスには同じ原料と製法のチーズは1種類だけではありません。ブルー・デ・バスクはヒツジの飼育が盛んなバスク地方で作られているアオカビタイプのチーズです。

個性豊かなチーズ

ブルー・デ・バスクはフランスとスペインの国境付近のバスク地方ピレネー=ザトランティック県で作られているヒツジの生乳を原料としたアオカビタイプのチーズです。この地方は、山間部が多いため牛よりも羊やヤギの飼育が昔から盛んでした。ですから、バスク地方はフランスで一番ヒツジの生乳を原料としたチーズの生産地なんです。ヒツジの生乳から作られたチーズ、というのは日本ではなじみが薄いですが、ヨーロッパではポピュラーなチーズなんです。三大ブルーチーズのひとつ、ロックフォールも羊の生乳が原料ですよね。でも、ロックフォールが有名すぎて他のアオカビタイプのチーズはあまり注目されませんでした。しかし、今では日本にもアオカビタイプのチーズ好きが増えてきたため、フランスから輸入される量も増え、色々なアオカビタイプのチーズを楽しむことができるようになったんですよ。ブルー・デ・バスクはロックフォールに比べて風味が複雑な大人の味。チーズ好きにこそ食べてほしいチーズです。

コクのある豊かな味わい

アオカビタイプのチーズというと、アオカビ由来のシャープな辛みが最大の特徴です。しかし、ヒツジの生乳は牛のものに比べて脂肪分が高いため、アオカビ自体の風味より、チーズの風味のほうが優っていることもあります。熟成が進むと、香辛料でも入っているのか?と思うほどの辛みが生まれることがありますが、これもまたヒツジの生乳の特徴。熟成が進むと独特の辛みが生まれるのです。アオカビもグリーンから徐々に深い青に色が変わり、風味が強くなっていきます。ですから、アオカビタイプのチーズにあまり慣れていない、という方はできるだけ若いチーズを選ぶと食べやすいでしょう。アオカビタイプのチーズが大好き、という方は逆に少し熟成が進んだものを選ぶと存分にチーズを楽しむことができるでしょう。

若いチーズは果物と合わせても

日本に輸入されるブルー・デ・バスクは輸送中に熟成がどうしても進んでしまいます。ですからそれを見越してかなり若いチーズを輸入することもあるのです。ブルー・デ・バスクは熟成度合いによっていろいろな楽しみ方ができます。若いものはイチジクや干しブドウなどの果物と合わせたり、サラダにするなど料理の食材として使うのもお勧め。熟成が進んだものは、そのままデザートワインと共に味わったり、パスタソースにしても良いでしょう。少し食べておいて置いたら熟成が進みすぎてしまった、という場合はクリームチーズと合わせると風味が柔らかになります。アオカビタイプのチーズはヨーロッパでは甘いものと合わせて食べるのが一般的。「こんなしょっぱいチーズを甘いものと合わせるなんて」と思う方もいるかもしれませんが、おいしくて食べやすくなるのでぜひ試してみてください。何種類かのチーズと合わせてピザやトーストにするのもお勧めなんですよ。

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