バジロンワサビ

日本を意識して作られたチーズ「バジロンワサビ」

バジロンワサビ

ヨーロッパのナチュラルチーズには、牛などの生乳だけが原料のものと、そこにスパイスなどを練り込んだものがあります。バジロンとはオランダを代表するゴーダの中にトマトなどを練り込んだチーズのことをさすのですが、これはなんとワサビ風味のチーズなのです。

緑色をしたチーズ

オランダのユトレヒト近くにあるズイホーランドという場所で作られているバジロンワサビは、セミハードタイプのチーズです。オランダを代表するチーズといえばゴーダですが、バジロンというのはそのゴーダに香辛料などを練り込んだチーズです。今まではトマトなどが発売されてきましたが、バジロンワサビはなんとワサビ風味の美しい緑色をしたチーズなのです。

練り込まれているのは……

バジロンワサビはオランダのメーカーで製造されているにもかかわらず、強く日本を意識した作りになっています。パッケージに描かれているの絵も舞子さんか芸者さんのような日本髪を結った女性なんですよ。でも、わさびは日本原産の植物で水がきれいな清流でないと育たないため、オランダでは栽培が難しいのです。ですから、ワサビといっても実際に練り込まれているのはホースラディッシュ。緑色は着色料でつけられています。ですからワサビ味ではなくワサビ風味味といったところでしょうか。一口食べるとあのワサビのようなツンとした爽やかな辛みの後に、独特の酸味があるゴーダの旨みが追いかけてきます。ワサビ風味とはいいながら、かなりの味の再現に成功しているのではないでしょうか。甘みとコクのあるチーズは、ペッパーなどの香辛料との相性が良いのですが、わさびの独特な辛みにもぴったりマッチしています。

現地の日本料理屋においてある?

20年ほど前からヨーロッパでは日本食ブームが始まり、寿司屋などの日本料理店が出店するようになりました。このようなヨーロッパの日本料理店でも、バジロンワサビは大人気なんだそうです。そのまま切っておつまみにするほか、すしネタにしたりサラダのトッピングとして使われているのだそうですよ。またわさびは元々魚介類をより美味しく食べるための薬味ですから、海産物との相性も良いそうで、魚介類のピザのチーズとしても使われているのです。

日本酒にぴったり

バジロンワサビは日本ではちょっとキワモノ扱いされがちなチーズですので、チーズショップよりもインターネット通販のほうが手に入りやすいです。100グラムあたり500円前後と値段がお得なのも魅力ですね。日本を意識して作られたチーズですので、当然日本酒にはぴったりとあいます。しっかりとした味の日本酒を飲むと「おつまみもコクがあるものが欲しいな」と思いたくなりますが、そんな時にぴったりですよ。また、ヨーローッパでは寿司ネタにされるほどですから、ご飯との相性も悪くありません。しかし、ご飯にチーズというのはちょっと抵抗があるという方は、おもちの上にこれを載せて焼いてみましょう。ゴーダのコクのある旨みとわさびの辛みが合わさっておもちがぐんとおいしくなること間違いなしです。また、そこにノリをまくと風味が増していくらでも食べられそうな感じです。また、このチーズを魚の上に乗せてムニエル感覚で焼いてみるのも面白いですよ

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