アルスア・ウジョアチーズ

作りたてのマヨネーズの味!?アルスア・ウジョア

アルスア・ウジョアチーズ

スペインのチーズの中では珍しく、牛の生乳を原料にしたチーズです。その味わいも一種独特……!?

まるで鏡モチのようなチーズ

アルスア・ウジョアはスペイン最大の牛乳の産地であるガリシア地方のサンティアゴ・デ・コンポステーラ産のチーズです。300グラム~3.5キロまで大きさに幅があり、コロンとした円盤型をしています。ちょっと表面が黄色っぽいですが、お正月に飾る鏡もちの形によく似ているので、大小を重ねてみたくなったという人も多いとか。ハードチーズに分類されてはいますが、できて数週間後の柔らかいものも食べることができます。もちろん数ヶ月熟成させて固くなったものも美味しいので、幅広い楽しみ方ができるチーズといえるでしょう。

シロカビタイプのチーズのような柔らかさ

できてまだ日が浅いアルスア・ウジョアはまるでシロカビタイプのチーズのように、内部がとろりとしています。これだけを見るととてもハードチーズには見えません。そして、味はチーズよりもバターや作りたてのマヨネーズのような味がするとか。食べた人の中には「ミルクキャンデーから砂糖を抜いたような味」と形容する人もいるそうです。塩分、酸味とも控えめなので「チーズらしくないチーズ」といえるかもしれません。そのまま食べても美味しいですが、ハンバーグなどの上に乗せてとろかして食べても美味しいそうです。

熟成させても変わらぬ爽やかさ

では、熟成させたアルスア・ウジョアの味はどうでしょうか。これもまた、ハードチーズとは思えないほどさっぱりしているそうです。しかも、6か月程度熟成させても中心部はわずかな弾力が残っているとか。ヨーロッパ産のクセの強いチーズはどうも、という人でもこのチーズならば美味しく食べられそうですね。スペインでは冬に作っておいて夏に楽しむ人も多いそうです。確かに、暑い夏はあまりこってりとしたものは食べたくないですよね。また、冷えた白ワインに良く合うことも夏に好まれる要因のひとつでしょう。熟成させた方もそのままで食べるよりは、衣をつけてフライにしたり、少量の牛乳を加えて溶かし、パンにクリームのように塗って食べる、といったひと手間加えた食べ方が好まれています。

食べきれる分だけ買うのがコツ

アルウス・ウジョアは作られる大きさに幅があるチーズ、と上記しましたが、このチーズは非常に匂いが移りやすいという特徴もあります。ハードチーズはコクとうまみが強いチーズなので、ちびちび削りながら少しずつ楽しむ、という方は多いでしょう。しかし、アルスア・ウジョアを無防備に冷蔵庫に入れておけば、周りの食べ物の匂いを吸収して、風味があっという間に落ちてしまいます。このチーズをおいしく味わうコツは、食べきれる分だけ買うこと。さっぱりとした味のチーズですから、ひとり当たり100グラムくらいは簡単に食べられてしまいます。スペインの家庭では4~5人家族で1キログラムの塊を買うのが標準だそうです。どうしても保存をしたい場合は、アルミホイルにくるんだ上に密閉できるタッパーに入れて、匂いの強い食品からはなしておきましょう。冷蔵庫からだして1時間くらいすると、中心部がとろりとしてきて食べごろになります。